銀行のキャッシュカードが、磁気カードからIC カードに変わり、さらに4桁数字のパスワードから指紋や静脈パターンなどの生体認証に移りつつある。個人を特定する必要性が高まったからである。
パスボートも、係員による顔写真との本人確認から、3D顔認証システムに移りつつある。顔写真の偽装、或いは変装が容易になってきているためである。
アメリカのグリーンカードの登録には、顔写真だけでなく、指紋の登録も必要になる。犯罪の頻発する国らしいと思っていたものだ。
一方、日本のマイナンバーカードは、自己申告の顔写真とパスワードで管理されている。写真のサイズが小さく、また不鮮明である。大きさとしてこの4倍はあるパスボートの写真でさえ、偽装できるというのに、マイナンバーカードの写真では本人確認は無理である。
すべての手続きにおいて、最低限、スマホで情報を読み取って記録する電子的な方法が必要であるとともに、読み取ったスマホ上に本人の登録顔写真が表示できて拡大などで詳細に確認できるようにすべきである。
さらに、保険証との連携などにおいては、これは次の段階の話になるが、3Dの顔写真情報をカードに持たせ、実際の人物と照合できるようにすべきである。
本来はグリーンカードと同様に指紋情報も登録してもいいと思う。犯罪の抑止力にもなりうる。