jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

OneNoteを使ってみた--Microsoftにしては面白いソフトという感想

Microsoftと言えばOfficeしか普段は使わない。ネットワーク系のソフトはGoogle、文書系・画像系はAdobe、データ処理系はファイルメーカー。後は適宜、フリーソフトでこなしてきた。

 たまたま,Microsoft OneNoteEverNoteと比較した記事があった(手軽に使えて便利機能が満載の「OneNote」 特徴と使い方 (msn.com))ので,OneNoteを試してみることにした。というのも,EverNoteは長年使ってきたが,最近はほとんど使っていなかったので,場合によってはまたEverNoteを使うきっかけになるかもしれないと思ったからである。またgoogle keepも便利に使っているので,これとの比較も必要と思われる。

 いずれも,PCスマホで同じアカウントならどこでも情報が同期されているので便利である。

①単純なテキストメモを残すという用途

 これで一番使っているのは,google keepである。普段gmailを多用しているため,そのサイドバーにkeepがあり,いつでも参照できる。ほかの人のメールの内容をメモするのに最も手数が少なくて済む。

 当初,この目的でEverNoteを登録していた。右クリックで登録など,使い勝手も良かった。ただ,漫然と登録しているうちに,整理ができなくなったことが,使わなくなった理由かもしれない。

 OneNoteの場合,普段使っているWebブラウザがMicrosoft Edgeのため,EdgeのサイドバーにOneNoteを登録するだけでgoogle keepと同じようなメモとして使えるあたりは,問題ない。階層表示もできて整理はしやすそうである。

Webサイトの登録

 EverNoteでは,URLの登録が楽で,調べものをする際に利用していた。Google keepだと,お気に入りにURL登録するか,google検索サイトからgoogleアプリでkeepを選び,URLをコピペしていた。OneNoteなら,サイドバーを開いて登録するという使い方はできそうである。

 ただ,URLの登録だと,最終的にはブラウザの「お気に入り」への登録が一番早い。かつては「ブックマーク」を出力してからほかのパソコンで読み込む,などという面倒な操作が必要だったが,今は同期してくれるので,便利である。

③写真の登録

 これは,EverNotegoogle keepOneNoteも対応している。ただ,写真をここに登録するという使い方は筆者はほとんどしない。写真データは基本的にクラウドには置かない主義だからである。ただ,スマホで撮った写真を移動するのに,メール添付を使う代わりとしてLINEのノートでPCの自分のアカウントと写真共有をして移動させている。

④ファイルの登録

 写真と同様,なんらかのファイルをクラウド上に置いておく使い方は,筆者の場合はほとんどない。家族内ならUSBモリーでコピーするし,メール添付で送るだけで十分事足りる。

 仕事の相手とファイルを共有する際も,何日もクラウド上に置いておく必要は基本的にないので,メール添付か短期間のファイル転送サービスを使う。

 ただし,複数の相手と共有する場合は,google drivedrop boxなどの自分のアカウントのクラウドサーバーで共有をしている。このファイル登録という用途では,EverNoteOneNoteの出番はなさそうである。むしろ,Excelファイルはgoogle spreadsheetにしてしまった方が話は早い。

OneNote独特の表示を利用する

 OneNoteにファイルを挿入しようとすると,「添付ファイルとして挿入」「印刷イメージを挿入」といった選択肢が出てくる。 WordでもExcelでもPDFでも,すべてPDFファイルに変換して,印刷イメージで登録することができる。いちいちダウンロードしたり,別アプリで開いたりせずに内容を確認できる。

 この機能によって,応答速度や格納サイズが大きくなっている可能性はあるが,OneNoteを開いた際にすぐにファイルの中身を見ることができる点は面白い。

 また,OneNoteの上にはPowerPointのように図形を置いたり,任意の位置にテキストを置いたり,手描き線を入れたり,そのオブジェクト単位で移動できたりする。表を挿入することもできる。しかも,PowerPointと違ってレイアウトのサイズに制限がなく,いくらでも大きな図形を描ける。

 たとえば,google keepでチェックリストを作ると,終わった作業にチェックを入れて区別する,といった使い方ができるが,OneNoteだと1本の縦線を引き,完了したら線の右側に移動する,といった“付箋によるToDo管理”のような使い方もできる。ただ,付箋のように枠ごとに色を変えるといった使い方はできないようである。

 ⑤のちょっと独特な使い方が,なかなか面白いと筆者は感じた。ほかにもまだまだ多くの機能がある。使っていくうちに面白くなってくるかもしれない。