jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

batファイルをexeファイルに変換--フリーの情報提供に感謝

1980年に社会人になって初めてパソコンに触れた,などという話をすると,今の人からは隔世の感があるかと思うだろう。日本語は使えない,ネットワークもない--画面の中でプログラム(BASIC言語)を動かして,計算したり,簡単な文字図形を出したりするのが精いっぱいだったが,大学で使った大型計算機と基本的に同じプログラムができるという仕組みが手元で実現できることから,筆者のパソコン生活は始まった。
 次のブレークスルーは「パソコン通信」である。テーマ別に会議室があり,テーマに沿ったいろいろな情報が交換されていた。わからないことを質問すると,その答えを教えてくれたりするコミュニティだった。
 これに引き続き,フリーソフトをまとめて提供してくれるサイト「Vector」が筆者にとっての宝箱になる。パソコンで何か処理をするのに使える「ユーティリティ」と呼ばれるフリーソフトがアップロードされていた。
 仕事で必要だったテキスト処理に関しては,sed / awk / grep の使い方を紹介した小型本がナツメ社という出版社から出されており,むさぼり読んだ。今は絶版になっている様子である。
 現在は,インターネットが発達し,多くの人がさまざまな情報を提供されている。そういう意味では「google検索」が次のブレークスルーであった。
 細かい処理をするには,相変わらずVectorのユーティリティに行きつくことが多いが,対応システムが古いものにたどり着いてしまうことが多い。場合によっては海外のユーティリティを使うことになるが,ウイルス管理をきちんとしているVectorと違ってかなり怪しいソフトも多い。リスクを承知して使わなければならないが,ファイルメーカー用ユーティティの「MBS」を見つけるなどのうれしい誤算もあった。
 このほかにも,ブログやホームページでいろいろなノウハウを紹介されていたり,ポータルサイトのQ&Aで回答されていたりして,google検索によってさまざまなソリューションが得られることが多い。
 今回見つけたのは,「batファイルをexeファイルに変換する」というテーマである。
 Windowsになる前のDOSの時代から,batファイル(バッチファイル)にはお世話になっていた。コマンド1行で,たとえば指定フォルダ内の特定の拡張子のファイルだけを抜き出してコピーする,といった処理は,batファイルでコマンドを書いて実行すればいい。
 Windows時代になると,コマンドによる操作は減り,ソフト内のボタン操作が中止となった。裏では機械語レベルでコマンドがされているはずなのだが,
なんとなく不安になる。また,Windowsツールバーに登録できないので,動作させようとすると一度デスクトップ(エクスプローラー)に戻る必要があった。
 google検索で上記の内容を入れると,Windowsの標準機能iExpressで実現できるという記述が複数見つかった。どれも手順が図解入りで解説されており,希望どおりのexeファイル(実行ファイル)をうまく作成できた。
 正直,こうした貴重な情報を提供されている各位に感謝・感謝である。筆者も,自分で見つけた解決方法や新しい提案をこのブログでアップしているのは,ひょっとしたら何かの助けになるかもしれない,という思いからである。
 ネット社会には闇も存在する。しかし,光の部分をもっと伸ばしたい。世界中が瞬時に低コストでつながることができる環境を得られたのだから,これを悪用する人がいることが残念である。