宝くじのCMがいよいよ破綻してきた。人気のある若手男優や女優を使っての オチャラケ演技にもウンザリしていたが、とうとうお笑い芸人を使い始めた。ところがこのストーリーがは明らかなセクハラである。宝くじを買いに行くという行動に女性に対する下心が見え見えである。広告代理店の下劣さが露呈している。
そもそも、テレビが情報番組からエンタテインメント、そしてCMまで、もはや芸能人の出てこない時間がほとんどない。
芸能人の中でも、筆者的に受け入れられる人と受け入れられない人がはっきり分かれる。その基準を考察してみた。
すると、情報番組にMCとして、あるいはコメンテーターとして出演している芸能人は受け入れられていることが分かった。
かつての笑福亭仁鶴さんの軽妙な語り口が懐かしい。ほかにも立川志の輔、タモリ、所ジョージもMCに向いた話し方のできる人たちである。有吉弘行はNHKの「お金発見!突撃カネオくん」でのMCがギリギリで品位を保つことができ、紅白歌合戦の司会も務めた。基本は嫌いだが、ギリギリOKである。
一方、情報番組に向かず、バラエティの司会しかできないのが、明石家さんまと笑福亭鶴瓶である。ダミ声、タメ口、そしてマウントを取る話し方は、受け入れられない。
お笑い芸人で情報番組をこなしてきているのが、博多華丸・大吉とサンドイッチマンである。NHKの朝の情報番組や病院での中継など、難しい設定をこなしている。それでも時々は暴走しそうになるのだが,それを相方がうまくコントロールして成立させている。
今のCMで芸能人が出て信頼できそうなのは、この2組しかないと筆者には思える。つまり,情報番組,特にNHKの情報番組のMCが務まるかどうかが,単なるお笑い芸人なのか,タレント(才能)のある人物なのか,という格付けができると思えるのである。
【追記】同じくNHKに出ている千鳥のノブと,キム兄(木村祐一),天野ひろゆき(キャイ~ン),そしてウッチャンナンチャン(内村光良,南原清隆)も,信頼できるのかなと思われる。【追記終】
CMは,商品や企業のイメージアップが目的のはずである。しかし,格付けにならないお笑い芸人を安易に使えば使うほど,視聴率は稼げてもイメージダウンになるだけであるということを,広告代理店は気づかないのだろうか。あるいは,逆に意図的にインパクトを狙うだけなのだろうか。
話芸は日本独自のエンタテインメントだが,現在の話芸は品がなく下劣--笑いのクオリティが低い国民性 - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/3/1)。とはいえ,さすがに芸人というだけあって,さまざまな特技を持っていることだけは認めるが,何しろ品がないと思うのである。
まあ,もう何を言っても,それは年寄りの戯言にしか聞こえないのだろう。次の世代の日本はいったいどうなるのだろうかと心配になるのだが,心配しても仕方がないのだろうか。世界の中で日本の位置づけがどんどん下がっている。格付けがどんどん下がっている。GDPも4位に下がった。大学の順位もアジア1ではなくなった。日本が世界に必要とされているのかどうかすら分からなくなってきた。ヘラヘラ笑っている場合じゃない。