前期高齢者の権利主張として,電車の優先席に座らせてもらっている。「咳が出る方は進行方向後ろ側にお乗りください」--車掌はDJ風に車内放送をしてはどうか - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2022/10/4)は,新型コロナウイルス禍でまだ窓開けが一般的でなかった頃の提案である。それ以降,筆者はなるべく,進行方向の前の隅の席に座ることにしている。
しかし,下り列車の進行方向の優先席が,片側が取り払われて車椅子が入りやすいようになっていることが多くなった。関西の電車だと,通勤時間帯に席を跳ね上げて多くの通勤客を収容できる工夫がされている。車椅子を収容するなら,この跳ね上げ式の席を採用してもいいと思うのだが。
そこで,進行方向の後ろ側の優先席を選ぶことになる。その場合,空気の流れから考えて,車両の一番後ろの席は上記のとおり一番空気が淀むところにあるので,少しでも前に行こうとすると,ちょうどドア横の席を選ぶことになる。
ところが,このドア横席は,その横に立つ人の無神経さにいらだつことが多い。立った人の長い髪,マフラー,カバンの紐が容赦なくこちらの顔に当たる。そして思いっきり寄りかかった人のダウンウエアも,こちらの耳に当たる。さらに,スマホを操作すると肘鉄まで飛んでくる。カバンを片方の肩に掛けた状態だと,カバンの角まで飛んでくることすらある。
なぜこれらに気づかないのかと不思議に思うことがある。優先席なので,普通より気を使っても良さそうなものなのだが,逆にスマホを使ったり,音楽を流したりと,気を配るのとは反対ではないだろうか。
もちろん筆者よりも席を必要とする人がいれば,基本的に筆者は席を立って譲る。まだその余裕はあるつもりである。若い人の行動が気になり,今後の日本がまた気になるところである。