筆者はタバコを吸わないので、喫煙する方が近年は肩身の狭い思いをしていることに対してはお気の毒様と思うに過ぎないのだが、たまたまある喫煙所の近くを通りかかって気がついたことについてコメントしたい。
喫煙所はタバコを吸うための場所かと思っていたのだが、どうも交流場所にもなっている様子である。知り合いはもちろん、知らない人どおしでも、世間話をしている。
タバコを吸う際は、マスクを外す。外したまま世間話をしている。しかもかなり近接した場所である。
マスク会食はなかなか難しいと筆者は思うが、それでも15分ぐらいをご飯に集中すればマスクなしでも食事はでき、その後の会話も15分ぐらいすれば十分だと思う。しかし、マスク喫煙はできない様子で、タバコを吸いながら、煙をくゆらせながら会話に興じているように見える。
同病相憐れむなのかもしれない。都内でも喫煙できる場所はどんどん少なくなってきている。アルコールを提供している飲食店でも、タバコ制限をするケースも増えている。どうにも行き場所がなくて気の毒なのだが、この際、喫煙もやめてはどうだろう。
新型コロナウイルス感染で重症化したり無くなったりする人の中での喫煙の影響についての報告がないが、呼吸器系の抵抗力や肺炎リスクなどからすると、喫煙者の重症化率や死亡率は高くなるのではないか。
筆者は昨日たまたま高齢者向けの肺炎球菌ワクチンの接種を受けた。おそらく新型コロナウイルスへの抵抗力とは関係がないのかもしれないが、誤えん性肺炎のリスクも否定できないため、迷うことがなかった。
新型コロナウイルス対応ワクチンの接種が高齢者の受付が始まったが、医療関係者への接種も地域ではまだ10%しか進んでいないという。結局、東京の政治に近い医療関係者に集中しているのではないのか。ここでも無管理、無法がまかりとおっているようだ。