2022年,海外ではインフルエンザが流行を始めた。またこの日本の秋にかけて新型コロナウイルスの感染が再拡大し始めている。これを受けて,日本ではインフルエンザと新型コロナのダブル流行が懸念されている。
海外の状況を受けて,インフルエンザワクチンの供給量を,例年の2倍確保したと発表され,10月から接種が始まった。当然,感染後の重症化が懸念される高齢者が優先的に接種できるものと思い,近くの医院に行く予定にしていた。
2年前の2020年にも同じような状況で,まだ新型コロナのワクチンがないころ,とにかくインフルエンザワクチンは接種しておこうと医院に行った。筆者はそのときは64歳だった。10月の最初は65歳以上の高齢者が対象で,それ以下の人は月末だと言われて自宅に帰った。2022年,筆者は66歳で前期高齢者となっており,勇んで医院に行こうとしたのだが,念のため医院のWebサイトを確認したところ,「65歳以上の方は10月22日以降になります」と書かれていた。それまでは64歳以下の人が対象だというのである。
かかりつけの医院では完全予約制で,年齢制限はなかったが,接種開始が10月22日だった。ここでも,今時点での接種ができないことになる。
準備されたワクチンが多いから,学校での大型感染を防ぐために子供を優先して接種する,というのなら納得いくのだが,どうもそうではない。まるで,新型コロナワクチンは高齢者を優先させたから,インフルエンザワクチンでは高齢者はガマンしろ,と言わんばかりに聞こえる。
まあ,当事者だから強く不満に感じるのだろうが,みなさんはどうお考えだろうか。
海外からの観光客の人数制限も入国制限も解除し,国内でも屋外でのマスク着用奨励がなくなった。冬場にかけて通常ならマスクを奨励すべきところを,ここでも逆転現象が起きているように見える。新型コロナウイルス第7波の収束が見えたのか--インフルエンザと同じ扱いに早くすべきだが,安倍元首相の国葬が邪魔をしている。第8波は2023年1月と予想 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/9/17 と1ヶ月前に書いたが,これは「冬場」を想定してであり,まさかマスクなし奨励やインフルエンザ流行があるとは思ってもみなかった。ある意味で根拠のない予測だったのだが,どうも確実に8波が来るように思われる。
筆者は7月に4回目接種を受けているので,BA.1,BA.5対応ワクチンの接種は5ヶ月先の12月までは受けられない。第8波の感染拡大予測が杞憂に終わってほしいところであるし,できるだけ早く接種を希望している。