東京都は,4/30の首都圏の通勤電車減便を要請し,首都圏のJRが2割減便したという。首都圏につながる大手私鉄は数本の減便,東京メトロは10%の減便を実施した。連休明けの5/6,5/7も実施するという。
人流を止めずに,電車の本数を減便すれば,1編成当たりの乗車率が上がり,ホームも密になる。「人流を止める」ことが目的のはずの緊急事態宣言なのに,まったく逆のことをしている。
人流を止めるためには,首都圏に向かうJRや私鉄は完全に止めることを実施した上で,都内の公共交通を減便するのは理にかなっているのだが,どうしてこういうトンチンカンなことが起こるのだろうか。
鉄道会社に対しても強く言えない理由があるのだろうか。筆者の提案を再度見てほしい 「緊急事態」感がまるで感じられない。公共交通を止め,クルマのナンバー規制で警察によって人流を止めよ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/26。
人流抑制という意味では,2020年の1回目の緊急事態宣言のときの方が緊張感があった。筆者は,業務上どうしても出社しなければならなかったが,警察の職務質問があることを前提に,業務内容をきちんと伝えるように事前に指示されていた。交通機関の運行規制はなかったが,人流規制の心理的効果はあったのである。現在の3回目の緊急事態宣言下で,人々の移動についての関心・意識は低い。警察による規制のような心理的効果もない。ならば物理的に運行を止める以外に方法はないのではないか。減便では逆効果だと言えるだろう。
本気で,首都圏や大阪に向かうJRや私鉄を止める,という手段を講じなければならないのではないか。連休明けまでにはあと4日ある。この間に,鉄道会社,バス会社と交渉して連休明けの運行を停止することを早く発表すべきだろう。5/6,5/7の都心への流入をクルマ以外をなくすことにしてはどうか。都内の道路,都内への道路が仮に渋滞しても,それは感染拡大にはつながらない。個人の接触を避けられるからである。
とりあえず,交通機関の停止は1週間とし,これと同時にPCR検査,抗原検査を一斉に実施して,感染陽性者のあぶり出しをすること,陰性者に「感染陰性パスポート」を渡すこと 自己申告型-新型コロナカラーチャートの提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/17。これらを同時に実施することを改めて提案したい。