jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

大阪府が設置した「入院待機ステーション」はギリギリだが適切な対応

大阪府は,新型コロナウイルス感染者のうち病院入院先が決まらない人を一時待機してもらう「入院待機ステーション」を設けた。酸素吸入の設備のあるベッドが用意されている。入院までの数時間,そこで待機できるようになっている。

 「今,感染しても,病院では受け付けません」と言われたらどうですか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/11 という状況を回避する方法として,筆者はとにかく簡易でもいいので患者を受け入れる施設を作るべきだと提案してきた 公立病院に「新型コロナウイルス専用病棟」を10日で作る - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/15。入院待機ステーションは,とにかく少しでも早く酸素吸入などの措置を施し,看護師による状況観察ができる施設として,病棟ではないにしても,同様の機能を持っている。すでに重症者用病棟の使用率が100%を超え,中症者用病棟まで転用している状況で,適切な判断と処置であると思う。吉村府知事はよく行動されたと評価したい。

 待機ステーションの状況は,大部屋にベッドを並べただけで,ベッド間の間仕切りもない。感染爆発,医療崩壊を起こしているインドの病院を彷彿とさせる,と書いては誤解を招きそうだが,苦しんでいる人をたらい回しにするよりはよほど適切な対応ができていると思う。東京など他県などでも,医療逼迫が見込まれる場合,少なくとも同様の対応をした方がいいと考える。

 廃校になった学校,自治体の保養設備など,未使用の場所が対象として考えられる。今から準備しておいて遅くないと思われる。

 その前に,人流制限による徹底的な感染拡大抑制をした方がいいのだが。「人流抑制法」「飲食行動法」による都心の実質ロックダウンを - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/29。