jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

陛下のお言葉を,と一般人としてのお願い--せめてリモートでの開会宣言をご提案

立民・川内氏「陛下が開会式で『中止』宣言を」投稿 (msn.com) 2021/7/21 twitterで投稿され,のちに削除されたという。政治家,特にオリンピック中止・延期派の国会議員がコメントしては,天皇陛下を政治のために利用した,と言われても仕方がない。それこそ,川内氏の考えを誰かが“忖度”して,ブログコメントすれば良かったのかもしれない。それにしても,フォロワーが必ずしも賛同者だけでないという辺りが怖いところである。フォロワーの少ない,またコメント欄を作っていない筆者は,気楽なものである。

 西村泰彦宮内庁長官が「陛下のお気持ちを拝察」してコメントしたのが6/23 感染第5波と第4波の違い(若干楽観論) - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/6/24。まさに開催の1ヶ月前というベストタイミングでの会見だったにも関わらず,すべての政治力により封じ込められた形である。上記のブログで追記したが,陛下は「オリンピック・パラリンピックの名誉総裁を務めておられる」。名誉総裁なので決定権はなく,そのために開会宣言を“させられる”立場にある。各国の要人が15人程度(7/22 5:00現在,3人。東京オリンピックへの各国要人の来日予定【更新7/20.21】 - jeyseni's diary (hatenablog.com))。開会式への選手・関係者以外の参加者が950人程度。この会場に,ワクチン接種を1回目しか済まされておられない陛下が出席されるのも「安全安心」の原則から逸脱しているように思える。

 さらに言えば,開会宣言は「国際オリンピック委員会IOC)の五輪憲章」で細かく規定されているにも関わらず,今回は大会組織委員会宮内庁が「祝意を示す文言を変更する方向で調整」していると報じられている。これを陛下に読んでいただくということこそ政治利用と言わずして何なのだろうか,という気がする。

 大会組織委員会武藤敏郎事務総長が、「中止の可能性を排除せず」とコメントした。WHOのテドロス事務局長は「リスクなしはありえない」とコメントした 

「リスク」とは方便な言葉--中止の判断は陽性者数?日本選手への感染? - jeyseni's diary 2021/7/21。さらに菅義偉首相も7/21掲載の海外メディアに「やめることは一番簡単なこと、楽なこと」とコメントしたと報じられている。さらにバッハ会長が「東京五輪の開催に疑念を持っていた」とも報じられた。いずれもメディアの日本語を引用しているので,元の発言どおりに解釈されているかどうかは不明である。

 日本に来日した各国選手の皆さんには,厳しい環境下ではあるがベストのパフォーマンスをリアルでお願いしたい。一方,天皇陛下の開会宣言,さらに各国要人の挨拶は,リモートでされることを提案したい。ワクチンを1回目しか接種されておられない陛下に,国立競技場に来ていただくことは,リスクがある。開会宣言をされるにしても,皇居からのリモートで十分なメッセージを届けることができると思っている。各国の代表にも,ビデオメッセージないしはリモート接続でメッセージを発信していただきたい。

 日本および世界中の観客が,リモートで観戦・応援をしている。これを支えるのが日本の映像技術であると思っている。結局,5Gによる無遅延伝送はごく一部に限られてしまう 「5Gオリンピック中継」も「来場者と関係者」向けのみ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/7/1。陛下の開会宣言も,逆方向5Gで皇居から国立競技場へ双方向中継して,ご参加いただく方法を改めて提案したい。これならまだセッティングも間に合うだろう。ここだけでも,「オール・オンライン・オリンピック」で行こう - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/20。感染拡大リスクを最小限にするために。