jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

小池都知事と田村厚労大臣が会見「都内の医療機関に協力要請」(2021/8/23 15:00)【追加:読売新聞online 15:07】

TBSひるおび2021/8/23の15:00の速報で,小池都知事と田村厚労大臣が会見し,「都内の医療機関にCOVID-19患者受入や酸素ステーションなどへの医師・看護師の派遣協力を要請」というニュースが流れた。取り急ぎ,発信したい。

【追加】都内の医療機関に病床確保要請へ…厚労省と都、応じなければ勧告・公表も (msn.com) 読売新聞online 15:07【追加終】

 これは,改正感染症法に基づいて協力要請するもので,正当な理由がなく拒否する場合は,病院名の公表もする,というものである。

 確かにトップダウンと,小池都知事のパフォーマンスのニオイは強い。本来は,強制ではなく,一般医療機関をまとめる医師会が積極的に協力できるような宣言をすべきところだろう。医療機関側からのさらなる反発も予想される。

 当面,自宅療養の患者の進行を管理するために,酸素ステーションや野戦病院を1桁以上多く作ることが先決になっており,そこに派遣する医師・看護師を確保するために,今日発表の措置が使われることになるとは思うが,筆者が何度も繰り返し言っているように,感染者の人流を抑えることと両輪で動かさない限り,限りなく患者数は増え,酸素ステーションの必要数も増える。公共交通機関で移動する人流に感染者を乗せないようにする抗原検査ステーションの同時運用,また健康パスポートの発行と,人流抑制に強制力を持った警察力の利用という,両方の運用がなければ,いくら病床を作ってもまったく追いつかないことになることが予想される。

 とりあえず,両輪の片輪が少し動き始めたのかなという程度の印象しかないが,一気に規模を拡大させるための次の手が必要になるだろう。本ブログを遡って検討していただきたい。