スマホバッテリーで,満充電や繰り返し充電をするとバッテリーの劣化が起こる,という指摘は以前からある。電池は突然無くなるから嫌い--不安の理由が分かった【追記】電流値を表示できるスマホアプリをようやくセット - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/3/4)。その後,カウントダウン方式で3時間とか4時間とか,時間を設定して充電できるAC電源用のカウントダウンタイマーを購入した。満充電にさせないように気をつけており,たとえ朝50%以下の充電率でも,夜までは持つ,という信念で途中充電しないようにしている。
同様に,ノートPCもAC電源つなぎっぱなしでは問題があるだろうと考えた (ノートPCに「バッテリーOFF」スイッチを加えるアイディア--AC電源につなぎっぱなしではバッテリー寿命が短くなるため - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/3/13)。これに対する指摘も出ている。家で使うときは,電源ケーブルを外し,20%ぐらいで充電メッセージが出たら充電するようにすればいいと書いてある。バッテリーモードでパフォーマンスが悪くなることは今はなさそうだが,モニターはやや暗くなる。その分使いにくく感じた。ディスプレイを明るくすると,バッテリーはかなりのスピードで減って行く。20%ぐらいまでを目標にすると,4時間ぐらいが使用可能の目安になる。そうすると,結局は電源つけっぱなしにした方が使い勝手がいいかもしれないと思える。
EVのバッテリーで「充電率20~80%が適正」などという話は聞いた試しがない。現在,満充電で150km走れるとすると,毎日50km乗ったとして,週に2回ぐらいの充電で済む。年間で100回。通常5年で乗り換えることを考えると,500回の充電で済む。一般に言われる充電寿命回数よりも少ない。100%満充電や,途中充電をしたとしても,乗り換えまでに寿命が来ることはない。
しかし,乗り換えられたEV車のバッテリーは,次のユーザーでは使えず,交換する必要がある。交換したバッテリーは廃棄しか道がない。たとえ充電率20~80%で適正充電していても,寿命がそれ以上に伸びることもないようである。
EVの利用者には申し訳ないが,大量の廃棄バッテリーを作っていることになると言わざるをえないのである。
EVシフトの見直し論が盛んになってきている。メディアもいい加減である。