jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

夏祭りや運動会に日本の良さを改めて感じる--地域自治会の力は防災にもつながると信じる

新型コロナウイルスが猛威を振るって4年。現在,KP.3という変異種がまた増加傾向にあり,第11波到来と言える状況になっている。

 自治体の夏祭りが7年ぶりに開かれた。盆踊り,模擬店のほか,射的やコマ回しなど子供たちが楽しめるイベントも用意された。模擬店の焼きそばやかき氷には長い列ができた。盆踊りの輪の中に小学生の子どもたちも加わって賑やかだった。

 昨年の秋には自治会の運動会が開かれた。こちらは複数の自治会の対抗の形で行われたが,このときは親子連れの小さい子どもの参加が多かったが,夏祭りでは小学生,中学生が友達連れでたくさん集まってくれた。自分の在校する,あるいは卒業した小学校での開催は,参加しやすいという条件もあったのだろう。大勢の参加があった。

 筆者は会場の準備や当日の模擬店の運営などの手伝いをして盆踊りには参加しなかったが,地元の踊り会の女性陣だけでなく,子どもたちも楽しそうに盆踊りを踊っていたのが印象的だった。

 日本もまだまだ捨てたものではないと思ったのである。地域の自治会が中心となって,住民同士の交流の機会が増えることで,地域の防犯意識の高まりや防災,被災時の協力関係などが築かれていくのではないかと感じた。

 筆者も若いころは会社勤めが忙しくて自治会活動にはほとんど参加しなかった。年に1回ぐらいは近くの清掃に参加した程度である。中心的に動いていたのは,地元で自営業をしている人かリタイアした人たちだった。筆者も高齢となり,子どもが独立しつつあるタイミングなのでお手伝いできた。顔も覚えられてしまったので,これからはお声が掛かる機会も増えそうである。

 地区の班長業務も1年経験したが,なかなか自治会行事への参加を積極的に誘導するのは難しいと感じた。昔からの回覧板方式での周知も,ただ回覧されているだけのような気がした。回覧した内容をスマホやPCからも振り返って見られるように簡易ホームページも作ってみたが,見られる機会は少なかったように感じた。またこの仕組みを引き継いでも,継続できないという意見もほとんどだった。

 もう少し上層部で企画し,個人情報の流出などの心配のないシステムで運用できれば,災害時の連絡や,無事確認などももっとスムーズになるかもしれない。これまではただ頭で考えていただけだが,これからはもう少し積極的に参画して提案して行きたいと改めて思った。でないと,日本の伝統的な地域のつながりが消えてしまっては,寂しい思いがするからである。筆者の子どもたちも夏祭りに参加して楽しかったと言っていたのが印象的だった。伝統はつないで行きたいものである。