jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

日記の域を越えつつある?

ブログによる日記の書き込みを始めたのが,2019/6/26である 日記を始める - jeyseni's diary (hatenablog.com) 。筆者は,社会のいろいろな現象,他の人の行動などが,自分の感性と異なることが結構あり,それをイロハカルタ風に50個揃えてみるのを目指していた。それまではPCで日記を書いていたのだが,社会に対する意見でもあるので,公開日記という形で始めてみたのである。スマートフォンからも書き込めるという辺りも,新鮮な経験だった。

 スマホでの文字入力は,2ストローク方式を使っている。子音の「あかさたな」と母音の「あいうえお」の組み合わせで1文字を入力する。ガラケー時代の連打方式はスマホ画面では指先が痛く,フリップ方式は指の動かし方が馴染めなかった。特に上方向と左方向へのフリップは,普通に文字を書くときには存在しない「払い」の方向だけに,指がおかしくなった。何度か挑戦したがダメだった。逆にキーボードのQUARTY入力は,ホームポジションが決まらず,2本指入力になることと,キーのサイズが小さすぎてダメだった。フリップ入力やQUARTY入力をしている人を街中で見かけると,尊敬してしまう。しかし,現在使っている2ストローク方式では,だいたい頭の思考速度と同じぐらいに入力できている。日記を書いてみようと思った理由の一つでもある。

 現在1年10ヶ月が経過し,投稿日記数が500を超えたところである。日記開始後半年で新型コロナウイルス禍が始まり,テレワークが始まった。自宅でパソコンに向かう時間が増え,ニュースサイトも頻繁に見るようになり,この新型コロナウイルス関係の話題が一気に増えた。テレビの専門家のコメントや素人コメンテーターのコメントと同じレベルのことを書いても仕方ないので,一歩先ゆく提案をし続けてきたつもりである。

 10年前,転職先の企業で人員整理に遭い,個人事業主として仕事を受託して自宅で作業しているときに,東日本大震災が発生。その後,連日のように東京電力福島第一原発事故の様子が伝えられた。その後,敷地の西側からのライブカメラ映像が配信されていたのを見て,毎日関連のレポートをすることを思い立った。はてなとは違うが,ブログとの出会いはここからだった。はてなブログは,気になることのメモ代わりのつもりだったが,がむしゃらに働いていたころと違う視点で街中の人を観察したり,新聞やテレビのニュース以外のさまざまなメディアに触れられる時代になり,自分の情報の整理のためにも役立っている。

 ただ,世の中の動きがあまりにも速く,最初に書いたことと最近書いたことで矛盾も起こっている可能性がある。執筆力があれば一気に本にしたいところだが,こうしてダラダラと日記風に書くことしかできないのは残念なところである。

 筆者としては,自分の感性に従って意見を言うのが精一杯である。書けば書くほど,世の中には実にいろいろな意見,考え方,思想,常識があることに改めて驚かされた。基本姿勢は,「人類は皆兄弟」。最近は聞かないので久しぶりに検索してみたら,おもしろいブログがあった 「人類は皆兄弟」とは,誰の言葉か? | 弁護士ブログ | 名古屋で医療過誤のご相談は 北口雅章法律事務所 (kitaguchilaw.jp) 。キリスト教の教えや,孔子の思想の中にも語られているらしい。

 とはいえ,「世界全体が豊かになることで,平和が実現する,そのために戦後の日本は世界のために頑張る,その頑張る日本を情報面でサポートする」というのが,筆者の選んだマスメディアの道であった。

 しかし,それから35年が経った今,世界中の経済格差はより拡大し,国の対立は続き,技術は悪いことにも使われている。アジアでは相変わらずの陣取り合戦が続いている。第二次世界大戦からは奇跡的な復興を遂げた日本も,東日本大震災からの復興は遅々として進まない。特に東京電力福島第一原発事故の処理がいまだにほとんど進んでいない。日本の技術力が追いついていない。10年間,結論を先延ばししてきた汚染水問題も,いよいよ限界が近づいているというのに,なし崩しで進めるしかないのだろうか。

 国連がSDGs(持続可能な開発目標)を呼びかけているが,二酸化炭素排出量と地球温暖化の歯止めのバランスが崩れるのが2030年とあと10年もない。これに加えて,世界中で歯止めが効かない新型コロナウイルス禍である。国際協力がまったく行われていないばかりか,自己主張,漁夫の利,そして武器による脅迫など,個人で言えば詐欺,強盗,所得隠しなどを国単位で行っている。

 2005年からある民間の国際交流活動に参加している。おもしろいことに交流先は,アメリカのほかに,韓国,ロシア,バングラデシュエリトリア(アフリカ),ペルーなど,これまで考えたこともない国の人と家族ぐるみでの交流を経験している。特に韓国とは,これまでに6人もホームステイに来てくれているし,筆者も韓国にホームステイさせていただいた。子供たちも交流に参加して,韓国ホームステイを体験している。ちょうど韓流ブームも続いており,現在も音楽分野では日韓の関係は悪くないと思う 突然のk-pop BGM - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/10/9。しかし,戦時中の問題が尾を引いて,日韓関係は最悪な状態になりつつある。難しい問題である。

 2030年には,筆者が生きていれば74歳になる。新型コロナウイルスでは,世界協調はなさそうである。SDGsも,バイデン政権になったアメリカが強力な政策を打ち出しているが,国内の半分は反対勢力である。中国は,かつての中華思想(中国が世界の中心)の再来か,協調姿勢をまったく見せない。香港や台湾を武力で飲み込もうとしている。またアメリカにおける白人による黒人弾圧,ミャンマーにおける軍のクーデターと人民弾圧,北朝鮮による核弾頭ミサイル開発など,世界が再びパワーによる微妙なバランス状態にある。その中で,新型コロナウイルスのさらなる蔓延と地球環境の持続不可能段階への突入にまっすぐに突き進んでいるように見える。正直,生きた心地がしない。

 昨日は1週間ぶりにオフィスに出た。月曜日から東京は「蔓延防止等重点措置」が始まったが,人の流れはますます密になっている。オフィスに出ても,一日中マスクを着けている。通勤途上は人の呼吸の波の中を移動しなければならない。テレワークした方がマスクなしで過ごせるし,人との接触も極力防げる。「なんでそこまでしてオフィスで仕事をするの?」と思わず聞いてしまった。世界中から見たら,再び感染が急拡大している日本で,重点措置の対象都市が日々増えているのに,一方では観客のいない聖火リレーが行われ,渋谷のスクランブル交差点や品川駅,新橋駅の混雑状況が中継されているのに,まだ仕事に行こうとする日本人が多いことに,疑問が起きているのではないかと思う。ワクチン接種が進んで,人の外出が緩和されたというのならともかく,働き盛り世代のワクチン接種は0%という惨憺たる状況で,なぜこれほど人が動いているのか,疑問に思われないだろうか。そして東京オリンピック2020まであと100日というのに,とうとう,米紙「ニューヨーク・タイムズ」は4月12日、「オリンピックを再考するときが来た」という記事を掲載した

米紙が報道「東京五輪のタイミングは最悪。日本の感染者は増加している」(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース 。正直,開催するなら,筆者が1ヶ月前に提案していた

「オール・オンライン・オリンピック」で行こう - jeyseni's diary 2021/3/20 しかないような状況になりつつある。しかし残念ながらあと100日では無理である。

 オフィスからの帰り道。電車の中で隣に座った女子高生が延々40分,話を続けていた。マスクはしているし,途中で多少はトーンは下がったので,どこかで話をやめるかなと思って話しかけなかったのだが,ついに下車するまでしゃべり続けていた。これから10日間の間に感染が確認されたとすると,この女子高生が原因だと特定できるだろう。若い人の考え方の方が新しいと前に紹介したが,すべてがそうでもないのかもしれない。

 インターネット時代になって情報が増えた。従来のテレビのニュースは,時間枠があって情報が限定されているのに対して,インターネットでの情報発信は奥深いところまで立ち入れる。また,報道関係以外に,当事者からの情報発信や,専門家による情報発信は,報道にはなかった事実や切り口が見られることも多く,情報の質も違う。

 さまざまな情報に触れられ,考えることも多くなった。アンケート調査を見ても,賛否の比率はほとんど変わらない。だれも決められないし,決めたら反対が起こる。これが混乱の原因となる。民主主義というのも厄介なものである。かといって,中国のように力で民衆をコントロールしたり,ミャンマーのように軍部の武力で民衆を封じ込めたりする政権も問題なのだが,「国」として一つの方向に向かっているという点では恐ろしい力を持っている。北朝鮮も同様である。その点,国が2分しているアメリカはさらに人種でも分断していてパワーが半減している。日本に至っては何も方向性がなく,右往左往し,後出しジャンケンで負けている。こういう情けない国で正論をかざしても結局は何の解決にもならない。

 身の回りのこと,自分で工夫して効果を上げていること,そういうことだけを発信している多くのカリスマブロガーが羨ましいが,筆者はジャーナリストの端くれとして,自分の意見を発信していくことになるだろうと改めて思う。