新型コロナウイルス対応ワクチンの接種が,高齢者で1回目接種が50%を超えたという
国内高齢者、半数超が1回接種 6月、複数日で1日100万回 2021/6/24。6/23の数字で,少なくとも1回接種した高齢者は1813万人で約51%,2回目も終えたのは621万人で17%余りだという。筆者の予想では,オリンピック開催の7/23に75%まで達し,そこで止まるだろうと思っている。
高齢者が厄介なのは,「自分はワクチンを接種したから,自由だ!」と単純に思い込み,その考えを頑なに曲げないことである。
今,街中でマスクなしで散歩をしている高齢者が増えた。マスクなしでも,自分は感染を受けない,と思っているのだろう。感染していないから,人に感染させることもないと思い込んで,マスクなしで歩く。
高齢者の厄介なところは,人の言うことを聞かないことである。自分が信じ込んだことは絶対に曲げようとしない。人の忠告を聞かない。
高齢者でも,ワクチン接種を受けたとしても,感染罹患しないわけではない。感染しても,ワクチンを接種しているので,重症化はしにくい。無症状ないし軽症状で終わるが,他人への感染力は残っている。
つまり,ワクチンを接種したとしても,マスクなしで歩いている高齢者がスプレッダーになることは大いに有り得ることなのである。
したがって,ワクチン接種をした高齢者にもマスクを常用してほしいのだが,これを伝えると,反発するのは目に見えている。そしてなんだかんだ理屈をこね始める。歩いている人が少ないからとか,自分はワクチンを打っているからとか。まことにタチが悪い。
数字からみると,2回目まで接種を終えている人は,高齢者の6人に1人。とてもまだ十分に免疫ができている状況にはない。しかし,1回目接種した高齢者は,もう自分は自由だ,と思い込むのである。これがもっと厄介な状況である。
筆者もあと数日で2回目の接種をし,7月の第2週から週5勤務に戻る宣言をしている。東京の緊急事態宣言が特別措置に切り替わったことと,ワクチンによる抗体形成ができているとされるからで,とりあえずテレワークを続ける大義名分がなくなるからである。しかし,二重マスク,手洗い,ソーシャルディスタンシングは継続する。
さて,7/19から始まるという「テレワークデイズ」は,本気なのだろうか。どのように人流を抑えるのか,どのようにオリンピックを開催するのか,はたまた中止にするのか,海外からの選手は来るのか,オリンピック貴族様たちや海外メディアの行動を規制・監視はできるのか。もう時間がなく,オリンピックに突入しそうである。