jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

今,一番危険なスプレッダーは小中高生?

2021/10/1にCOVID-19の4回目の緊急事態宣言が全面解除された。その後も,感染確認者数は減り続けているが,やはりここ数日,横ばい状態にも見える。死亡者数は相変わらず30人前後。重症者数が減り続けている理由の一つだと推測されるが,一向にこの関係が発表されない。正直言って,重症者の2ヶ月生存率は0%ということなのではないかと疑ったりする。それほどまだ感染による死亡リスクは高い病気だと推測する。

 観光地や繁華街,街中の人出がやはり増えていることが報道されている。特に飲食店でのアルコール類の提供は,感染リスク拡大の一つの要因だと考えるが,オリンピックを契機にワクチン接種率が上がり,「周りもみんなワクチン接種しているから,そろそろ自分も打とうかな」という日和見主義な人たちの接種傾向が増え,しかも予約がかなり簡単に取れるようになって,接種が進んできた。一時期は, 1回目接種会場での2回目接種日予約が取れなかったが,今はきちんと3週間後に指定できるようになっている。日本人は整然と列を作って文句も言わずに長時間行儀良く並ぶ国民だと世界からは思われている。解禁だ,と言ってすぐに行動することで,結局人出が一気に増える。宣言解除2日後の土日は大混雑だったが,それから1週間後は少し収まったという行動パターンに,どうも日本人のケチくさい性格が見え隠れする。

 観光業も今もうGoToに舵を切っている。相変わらず,旅に出る人に優遇する提案で人を招こうとしている。提供する側も,それに乗っていい思いをしようという側も,何だか浅ましい。普通に行動し,普通に支払えばいいではないか。このキャンペーン的な発想は,我が家には縁遠い。

 ワクチン接種が進んで,人が表に出歩いて,感染拡大のリスクがなくなったというわけではない。正直厄介なのが,ワクチン接種がごく一部しか進んでいない小中高生である。無症状感染の例も多く,学校でも実は密かに感染拡大しているにも関わらず,表に出てこない。本人たちはマスクを義務付けられているが,常にテンションの高い子どもたちに会話を抑えろというのは無理に近い。集まり,大声で話し,走り回る。学校や社会見学先など,子供が多く集まるところは,感染拡大リスクがまだまだ多く潜んでいる。

 次の感染拡大の火元は,換気が不十分な飲食店と,子供が集まる施設ではないかと予想している。博物館なども対象になる。社会見学でバスを使ったりしても,その空間は教室よりも密になる。

 すれ違う大人は,ワクチン接種が進んでいることで感染罹患リスクは以前ほどは高くはなくなった。子どもたちも,受験やリアル授業のためにワクチン接種したいと考える子が増えている。この辺りでもう一段,ワクチン接種率の拡大が進めば,筆者が心配する第6波はひょっとしたら避けられるのかもしれない。とりあえず,マスクをしない高齢者と,はしゃぎ回る子供たちには,なるべく近寄らない,後ろを歩かない,そういう行動を取るようにしている筆者である。