WHO が新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言の終了を発表した。しかし、アメリカでも日本でも、まだ毎日1万人が新規で感染確認され、アメリカでは毎日200人、日本でも毎日10人が亡くなっている。
防御は個人の判断とされたが、咳やくしゃみなどの症状のある人は、往々にして口元を押さえるエチケットができないのにマスクをしない。大声で話す人、息を切らしてジョギングをする人も、まずマスクはしない。
かつて、ワクチン接種証明、あるいは検査陰性証明をパスポートとして、入場制限をかけるという動きがごく一部のスポーツイベントで試験的に実施されたが、その後はまったく聞かなくなった。
入場制限はともかくとして、マスクを外していいという基準を、やはりこのパスポートによるものにしてほしい。
ただし、かつて欧米でも使われたQR コード読み取り方式ではなく、かつて筆者が提案した首掛け色カードで一目で判定できるようにすることを提案したい。
(2021/08/30)。
しかし、国民の85%が何らかのワクチン接種をしている状態では、ワクチン不適合な人が差別されるという懸念もあるのかもしれない。ただ、ワクチンが打てなかった人はまだ罹感する危険性や重症化リスクがあるので、マスク着用は推奨されるべきであり、リスクの責任は自分で負う必要があるだろう。
ちなみに筆者は今週、高齢者枠で6回目のワクチン接種を予定しているが、それでもマスクの適切な着用やその他の処置は続けて行く予定である。