jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

オートバイとCOVID -19の関係

筆者は26歳の時にオートバイの中型免許を取得した。20歳で普通免許は取得していたので、簡易移動用に原付は利用していたが、2つの理由で中型免許の取得を考えたのである。

1つは、原付がスピードが出ないことで危険回避できなかった経験からである。駐車中のクルマの横をすり抜けるか、手前で停まるかという選択を迫られた時に、アクセルをかけて追い越そうとしたがスピードが出ず、後続車の接近が思ったよりも速くて、ブレーキをかける羽目になり、滑って危うく停まっているクルマに突っ込みそうになった。危険回避のために、十分加速できるクラスのバイクに乗るという選択をしたのである。

2つめは、遠乗りをしてみたかったからである。社会人としての時間と金銭の余裕、そして独り身の自由な時期を満喫したかった。

 原付では1回転んだだけだったが、中型では一度も転ばなかった。安定したいいバイクだった。遠乗りも実に楽しかった。一番楽しく乗れる時期が,秋の好天に限られ,春は雨,夏は猛暑,冬は極寒と,季節季節を感じられるバイクは魅力的だった(が,暑さ,寒さ,雨はやはり嫌だった)。

 場合によっては時速100kmを超える運転もするために、フルフェースのヘルメット、上下の革ジャンとパンツ、そして革のブーツも購入した。もちろん転んだら命はない。バイクの事故で腕が吹っ飛んでしまう事故写真を中学校のときに学校で見せられた。だからバイクは慎重に乗ることは,自分にとっては当たり前で,いつもフル装備だった。

 しかし,夏場は革ジャンでは暑すぎる。ヘルメットの中は蒸し風呂状態になってしまうが,せめて身体はもう少し涼しくなりたい。結局,無茶をしない,高速には乗らないということを条件に,Tシャツでの乗車もしてきた。「ここで転んだら,腕も肩もぐしゃぐしゃだな」と思いつつ,乗っていたのである。

 さて,なぜオートバイの話をしたかというと,オートバイ乗りとCOVID-19が似ているように思えたからである。

 COVID-19は,本当に厄介で危険な病気である。どれほど気をつけていても,どこで感染罹患するか分からない。しかし,まったく何の対策をしていなくても,罹患する確率は10万人に1人ぐらいである。オートバイで事故を起こす確率も同じ程度だと思われるが,オートバイの事故はほぼ100%死んでしまう。だから,少なくともヘルメットだけはしっかり被り,自分の命だけは守ろうとする。命は守れたとしても,Tシャツで乗っていれば重傷は免れない。

 同じようにCOVID-19も,“Tシャツ”姿で歩いていては感染リスクは高いのだが,それでも罹患しないことの方が多い。でも,原則は革ジャンを着るのが原則である。デルタ株変異ウイルスが感染リスクも重症化リスクも5倍前後ある。いまどき,布マスクやウレタンマスクだけで過ごしている人が多くいるのが気になる。

 COVID-19には,対応に対応を重ねても,なおかつ感染化リスク,重症化リスクがあるのなら,やはり重装備しておくべきではないだろうか。

 ワクチン接種がまず前提で,マスク着用,手洗いもそれに続く。あとは,人流を抑える手段をだれがとるかという話である。大手私鉄で「健康パスポート」導入--ってならないでしょうか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/2 は結局実現しないのかもしれないのだが,追究していってもらいたいと思う。