2021/8/5たまたま外出先で東京オリンピック2020の競歩20kmの競技を見ていた。普段はまったく関心のない競技なのだが,今回出場の池田向希選手が銀メダル、山西利和選手が銅メダルを獲得。特に山西選手の歩くスタイルが無駄がなかったのが印象的だった。
競技中,競歩のルールについても知った。地面から両足が同時に離れていてはいけないこと(ロス・オブ・コンタクト)は知っていたが,ベント・ニー(前脚が接地の瞬間から垂直の位置になるまでの間に、ひざが伸びていないこと)というルールは初めて知った。またこれらが「反則」であり,「注意(イエローパドル)」が出された後、それでも直らなければ「警告(レッドカード)」が出され,3回のレッドカードで失格となることを知った。「最も過酷な陸上競技」と言われていることも知った。
さて,この「注意」を意味する「イエローパドル」。ベントニーは「く」、ロスオブコンタクトは「w」のような記号が書かれた丸い黄色い札が示される。この回数やレッドカードなどの細かいルールはさておき,これをCOVID-19感染拡大防止につなげられないか,と思ったのである。
たとえば,もうすでに無意味な存在となってしまった厚労省の新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) を機能変更し,「不適切なマスク着用」や「人混みでの大声での会話」を記録できるようにしてはどうだろうか。
もっとも,どうやってだれが「札を示す」かが問題である。本来は,不適切だなと思った人が,相手にイエローパドルを上げられればいいのだが,これではケンカになってしまう。警察官が指導する場合もトラブルのもとである。
iPhoneのAirDrop機能のようなものを使って相手に無記名で注意を促すことができるといいのだが,これもなかなか難しい。やはりスマホの中で自動的にカウントされる仕組みが望ましい。
たとえば,1時間ごとにアラートが鳴り,現在地と時刻を記録。その時のマスク着用状況,会話状況,などを記録させる。1時間ごとの日記改良[google calendar版]-親の見守りへの活用も提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/9 に提案したこの方法が手軽かもしれない。「cocoa」アプリだけでなく,入国者健康確認センターが使用している「MySOS」の改良でもいいかもしれない。MySOSについては,別項でまた紹介したい。