jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

劇場も映画館もスタジアムも,パーティショニング+空調で乗り切れ!

劇場や映画館の座席を1つ置き,あるいは2つ置きにして再開する,という動きが報道されている。通常の席なら,だいたい90cm間隔であり,3密の代表のように言われている。

 しかし,本当にそうだろうか。劇場や映画館では,お客様は常時会話をするわけではない。皆,ステージを見て楽しんでいるだけである。誰も声を出さない。

 ならば,多少の高さのあるパーティショニングを加えれば,隣の人の飛沫を避けることができ,満席でも上演できるのではないか。

 密閉空間であるというイメージがあるが,天井からのダウンフローの空調に加えて,適切な間隔での排気口を追加すれば,仮に飛沫が拡散されても館内に広がることを防ぐことができる。

 上演後は,念のために手すりやパーティションの拭き取りをするといい。これだけで十分ではないかと考える。

 屋外のスタジアムも同様である。確かにスポーツイベントは,応援やヒートアップしたときには声が出る。ロックコンサート並みの応援が繰り返される。しかし,しょせん屋外である。自然換気とはいえ,密集した室内の換気よりもよほど効率がいい。隣の人との接触や会話を避けられれば,パーティショニングでかなりの効果があると考えている。

 設備を設置するのには時間がかかる。イベントに人が集まる際には,団体バスでの移動や館外での待ちなど,さまざまな密集状態が生まれる可能性はある。しかし,実際のスタジアム,野球場では,周囲からの飛沫感染はそれほど気にする必要はないのではないかと考える。

 試合や上演など,お客様は2時間ぐらいは同じ空間にいる。しかし,パーティショニングと空調の工夫によって,飛沫拡散は防げるのではないかと考える。電車の混雑度200%の中で30分身動きが取れない状況や,オフィスで隣の席と1mしか取れない中で8時間も過ごさなければならない状況よりは,よほど解決しやすいと考える。

 飲食店は普通は30分以内しか店にいないが,食事の際はマスクはしないし,親しい人と出かけることが多いため,会話も普通に行われる。パーティションを付けることは難しいので,間隔を空ける,会話を控えめにする,ぐらいしか対応ができないが,劇場や映画館はもう少し密度を上げても大丈夫ではないだろうか。パーティショニングと空調があれば,お客様はマスクの着用だけで済む。どうしても心配ならば,やはりフェイスシールドとマスクの併用をすればいい。

 施設側も努力をすると同時に,観客側も配慮する。これは,電鉄側の努力と乗客の配慮,企業側の努力と社員の配慮,すべてに言えることである。サービスを受ける側も努力しなければならない時代なのだ。「金を払えば何でもわがままが通る」時代は終わったのではないだろうか。