jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

小中学校の先生をすべて女性にしてはどうだろうか

小学校、中学校での男性教諭による生徒への体罰と性的犯罪が絶えない。その原因は、以前から指摘している男の特徴によるものが大半である。

 そこで、極端だが、小中学校の教員をすべて女性にすることを提案するものである。また,これと併せて,高等学校の共学をやめることも提案する。

 筆者は,全教育課程において共学だった。男としては女子が周りにいるのはやはり楽しかった。中学校のときにはマジで好きな子もできた。高校になると理系クラスに入ったこともあり,クラス55人中,女子はわずか3人だった(今からするとかなりの大人数クラス)。勉強に集中できたかというと,逆に男子同士で遊んでしまい,入試は失敗したが,男子校のような雰囲気は悪くなかった。

 一方,子どもたちの高校は,男子校,女子校,共学校とそれぞれ進んだ。男子校では水泳部,女子校では英語劇部,共学校では弓道部と,それぞれクラブ活動も充実していたようだ。共学しか知らない筆者としては,男子校,女子校というのはどんなところかと思っていたのだが,かえって気を使わなかったことが良かったような気がする。本人たちのポーズかもしれないが。

 女子校なので,男親としては行事の参観に行くのはドキドキしたものである。学校側の対策としても,学校の敷地の外から見えにくくしたり,苦労も多いようである。PTAや卒業生も,伝統を守る活動に積極的に参加している。チャラチャラした感じがなく,安心したものである。

 女子校というと,ときどき問題になるのが,男性教諭による生徒に対する性的行為である。いったいどういう心構えで女子校の教師になったのだろうか,と思うのだが,「先生」と呼ばれる人種についての疑問は,学校の先生だけではない。犯罪の引き金になるものについて - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/3/11。もちろんこれは近年に限ったことではない。筆者の中高生時代でも,先生が生徒に手を出した例を身近に知っている。男の教員というのは,どういう見方で生徒を見ているのか,愕然としたものである。

 小学校で男性教員による性的接触や盗撮などの事件が起きているのは近年の傾向だが,「学校の先生もここまで来たか」という気持ちがぬぐえない。

 そこで提案だが,まず「小学校,中学校は共学で教員は女性のみ」「高校は,男子校女子校に分け,それぞれ男性教員,女性教員が担当」とすることである。

 筆者は共学校で,進学を目指して勉強ばかりしていた。部活は興味なかったので,今でいう「帰宅部」。運動系はもともと苦手だし,文化系も才能がなかった。高校2年生までピアノのレッスンを受けていたこともあり,部活をする余裕はなかった。10代はとにかく何でも吸収できる年代である。どの科目も楽しかった。恋愛は大学に入ってからにしようと思っていた。男子生徒にとっては,男性教員のスパルタ的な教育も気にならなかった。しかし女子生徒にはきついかな,という気もしていた。

 逆に小学校,中学校は男女共学にして,先生をすべて女の先生にするのはどうだろうか。伸び伸びと子供の能力を伸ばすのに,高圧的な男の先生はいない方がいいかもしれない。学校全体が女の先生が運営することで,女性の職場にとっても魅力的で働きやすい環境ができるのではないか。

 小学校,中学校の場合,生徒の親に問題が多い場合が多い。いわゆるモンスター・ペアレントである。親が学校に注文を付けるケースはさまざまだろう。いじめ,えこひいきなど解決の問題が大きいものもあるが,今の学校で男の先生方は問題解決が苦手なように見える。女の先生の方が親の立場に立ってきちんと対応できることが期待できる。

 高校は,男女別学にすることで,男子校は男性教員,女子校は女性教員が教える。生徒の年齢に合わせた身体の悩みにも,親身になって相談に乗ってあげられる。人生のうち3年間,同性だけで過ごすという経験は,結構かけがいのないものである。(筆者は逆に,大学の4年間が同性だけの時期だった)。

 幼稚園,保育園から小学校に上がった途端,そのギャップに悩む子供も多いと聞く。確かにいきなり一日中机に座って先生の話を聞く,という授業は,走り回っていた幼稚園,保育園とは全く異なる。そこにまた,男の先生,男の校長先生がいる。遊んでくれない。

 小学校の教員も,幼稚園,保育園の教育課程を履修した方がいいだろう。そういう意味で,幼稚園,保育園,小学校,中学校と,両方の免許を持つ,あるいは共通の免許を作って,女性に対応してもらうのがいいのではないだろうか。

 子供に勉強ばかりさせたい場合は,私立の学校に行かせればいい。公立の共学校とどちらが精神的に豊かになれるかどうかはわからないが,女性が公立小中学校を運営することで今よりは伸び伸び伸ばせる環境ができるのではないかと思ったりする。

 学校の先生は,筆者からすると「聖職」である。子どもたちを本当に豊かに伸ばすという責任のある仕事であると思っている。そこで生徒に対する犯罪が起きていることが信じられない。特に男性教員による犯罪は,許すことができない。子どもたちが深く傷つく。教育態勢は,もう一度構築し直さなければならない。やれ英語教育だ,やれプログラムだ,と目先のことばかり考えていては,日本はますます疲弊する。

 たまたま今日発表があった日本のジェンダーギャップ指数120位 過去ワースト2位 などという不名誉な順位を,根本的に回復するには,まず教育現場の態勢から変えなければならない,と思うのである。