市町村での予約と，大規模接種センターでの予約が二重に行われているケースが増えている。接種券の架空の番号で予約ができてしまうというバグも見つかっている。これから起きるとすると，接種券の偽造で接種を受けてしまうことが考えられる。QRコードでチェックすることも提案してきたが，QRコードは簡単にコピーできるし，偽造もできる。
筆者は，PCR検査とマイナンバーカードの紐付けについて提案していた 新型コロナウイルスの空気感染の可能性について-PCRスクリーニングをより綿密に - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/7/8。10ヶ月前の話である。マイナンバーカード発行促進のためのキャッシュバックは，2020年9月以降始まったが，今現在でも4割しか発行申し込みがされてなく，さらに発行されているのはおそらく2割に満たないのではないか。今となってはもう遅いが，キャッシュバックのためではなく，ワクチン接種券のための発行という目的だったなら，もっと加速したのではなかったかと思うと，残念でならない。もっと強く発信すべきだった。
ワクチン接種日と場所の指定，当日のチェック，2回目の指定などの業務がすべて，マイナンバーで一元的に行われ，カードとのダブルチェックによってなりすましや偽造，架空予約などをすべて防げたのではないかと思うと，本当に残念でならない。
筆者の年齢層への接種券の発送が来週に迫っている。これだけ指摘している中で，あの大混乱の予約システムに巻き込まれるのかと思うとウンザリな思いである。うまく予約できた人が勝ち組，できなかった人が負け組，そしてある有名人のように予約を取り直したら2ヶ月も早く接種できるようになったとマウンティングする人たちなど，人間の浅ましさを体感することになるのだろうか。
