jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

国のデフォルト(債務不履行)と軍事力の脅威

スリランカが物価高騰でデフォルト(債務不履行)の危機にあるという。国内で暴動が起きている。またロシアもウクライナ侵攻に伴う西側諸国からの経済制裁によってデフォルトの可能性があると言われている。

 ロシアの場合は,取引で動かせる資金がなくなったとしても,蓄積した資産が相当額あるようで,その価値が下がったとしてもまだ十分な余裕がある。エネルギーも食糧も国内で自給が可能で,いわば鎖国状態で持ちこたえられる可能性がある。プーチン大統領が西側の経済制裁が失敗に終わったと宣言している理由でもある。個別の企業は経営がうまく行かなかったり,労働者が失業するなどの影響はあるが,直近の影響は限定的という判断である。

 一方,スリランカは資産が限定的で,経済破綻につながりかねない。ほかにもデフォルト危機にある国は多い。

 ロシアの場合,世界に冠たる軍事力を持つ。経済制裁に対して軍事力を使うことで,対抗していこうとしている。人道的に使ってはいけないという理性が期待されるものの,6000発もの核弾頭を持つロシアが,いつ核兵器を使わないとも限らないし,核兵器以外の兵器も作り続けられる軍事工場を持つ。核をチラつかせながら延々と戦争を続けられるという脅威を持っている。

 日本の場合,外貨を稼ぐ産業が自動車以外はほとんどなく,エネルギーも食糧も原材料も多くを輸入に頼っている。物価の高騰が予想される中,支払い額が増え,さらに円の価値もどんどん下がっている。日本もデフォルトに陥る可能性を否定できない。

 何度も提案しているが,水素燃焼発電,農・水産工場を育て,エネルギーと食料の自給とプラント輸出による外貨獲得の手段とすべきだと改めて提案したい。ロシアによる軍事脅威に対して,日本は対抗するモノを持たない「丸腰」状態である。世界経済の悪化による影響を回避する手段を今の日本は持っていない。明日は我が身である。改めて自給自足ができる方法を探る必要がある。