jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

NHKアナウンサーの配置に不自然さを感じるのは思い過ごしか

筆者は基本的にNHKから情報を取得している。朝も、起きてすぐにテレビをつければ、疑うことなく1チャンネルにする(関東在住)。

   今朝は、リモコンの「1」を押してチャンネルを変えようとしたら、それが1チャンネル、つまりNHKだったので、びっくりした。いかにも民放で出てくるような若い女性同士の掛け合いによるニュースだったからである。

   考えてみれば、2022年4月の番組編成替え以来、ベテランのアナウンサーや編集委員がニュース画面から消えた。

   そしてこのベテランアナウンサーの姿を、NHKのニュースアプリや防災アプリの宣伝と、引っ越し時の受信料案内や家族割の案内でしか見かけなくなった。

   夜のゴールデンタイムのキャスターを務めていた男性アナは大阪局でニュースアナをしている。この時は個人的な左遷と噂されたが、ほかの人事は一体何だろうと疑ってしまう。派閥抗争か、はたまた連帯責任か。単なる若返りだけではない異様さを感じる。

   むしろ、かつてNHKにいたのアナウンサーや解説委員が民放局で平気な顔をして出演しているのを見るとはらがの立ってくるのだが、NHKの人材に魅力がなくなっているようにも感じる。もちろん、NHKの民放化についての懸念は、ずっと以前から指摘してきた。

 ニュース読みにAIによる自動音声が取り入れられたのも同じタイミングである。かつての棒読みの自動音声と違い,実に自然になっている。ディープフェイクといわば同じ技術なのだが,読み間違いもない。そのうちアナウンサー自身もアバターとなる日がくるかもしれない。どこまで自然になるかが問題だが,技術はいずれこれを実現してしまうだろう。

 多くの仕事がコンピューターに取って代わられるだろう。テレビという空間が,すでにバーチャルなのだが,現在ではまったく違和感なく使っている。そういう日が来るのである。しかし,生身で会ったり話したりすることの重要性は変わらない。そういう仕事を放送関係者は生み出してほしい。