2014年のマップで最終更新が途絶えている筆者のカーナビの補助用に,ディスプレイオーディオ(DA)を検討し,導入してきた(個人的にはカーナビ推し--ディスプレイオーディオにちょっと失望【追記】 - jeyseni's diary 2024/6/2)。筆者が使いたかったLINEが,Android Autoでは対応していないのに,Apple CarPlayでは使えることにショックを受け,息子に譲った。
バイク用ディスプレイオーディオを,車載ナビと自転車バックモニターの両刀使いにしてみた - jeyseni's diary (2024/10/27)で,自転車の後方確認用にディスプレイオーディオを使う実験をした。これは非常にいいソリューションだったのだが,いかんせん,駐車時にDAを取り外したり取り付けたりする手間が大変だった。カメラは目立たないように取り付けたが,これもいたずらされる可能性があった。結局,この用途では通常の後方ミラーをハンドルに取り付ける方法に落ち着いた。カバー範囲が広く,意外なことにDAよりも明るく,ディスプレイで見るより圧倒的に視認性が高かったからである。
クルマで後方を確認するルームミラーは,近年,カメラで後方映像を捉えて液晶パネルに表示するデジタルルームミラーが増えてきた。通常のルームミラーは,リアウインドウ越しに後方を映すので,ガラスの汚れや雨粒などで見にくかったり,後方からのライトに照らされて見にくいのに対し,デジタルルームミラーは後方を直接写すのでクリアであり,しかも画像調整されるので,後方のクルマの運転者の顔まで見えるほどクリアである。しかし,屋外で使用するバイク用ディスプレイでは,ディスプレイに外光が当たるため,見え方に限界があるようである。
そこで現在はこのバイク用DAをクルマ用に使っている。ディスプレイサイズが5インチと小さいため,もともと付けた古いカーナビの8インチディスプレイでの地図表示はそのまま使い,ナビの音声案内を最新の地図で行うという2画面での使い方である。ちなみに,ディスプレイが小さいため,ダッシュボードの右側,Aピラー前に置いてあり,前方視界に影響がない。
DAのナビ機能で面白かったのは,Yahoo!カーナビの音声操作をgoogle assistantでできたことである。ほかのナビアプリでも同様に,行き先指定などを音声操作でできた。これにどこまで汎用性があるのかはアプリによって差があるようである。複数の行先候補から絞り込む際,タッチパネル操作をする必要がある。また「ナビ開始」指示や,案内を途中でキャンセルする指示も,タッチパネル操作になっている。この場合,画面の文字を注視する必要があり,事故の原因にもなりかねない。
ここはやはり,アナログ式のボタンを付けて,それと連動してほしいと思うのである。「OK」「キャンセル」「ボリュームアップ」「ボリュームダウン」,上下左右の矢印キーなどである。ボリュームについては,できれば回転するダイヤル式が望ましい。操作が指の感触でできるので,画面を注視することなく,より安全だと考える。スマホをリモコンのように使える機種もあるが,これもタッチパネル操作になり,確実性が低くなる。しかも,片手操作はさらに問題である。
ハンドルにキーを取り付けて操作できるDAもあるが,操作がうまく行かないときにはタッチパネル操作をしなければならず,操作する位置も違う。もう少し直感的に使えるようになることが望ましいと思うのである。