WBCで日本チームが優勝した。筆者はまったく関心がないので、準決勝で最初負けていたことを知っているぐらいである。たまたま、休日にアメリカ会場でのメキシコ戦が昼間に見られただけである。もちろん、優勝したことは凄いと思っているが、それだけである。
さて最優秀選手MVPに大谷選手が選ばれたのだが、何か腑に落ちないと感じるのは、アマノジャクの筆者だけだろうか。
今回の試合では、みんながスターだったように見えた。派手なホームランでの点の取り合いもなく、投手リレーも細かく刻んで、登録選手がほぼ投げられた。
特に決勝リーグのトーナメント戦において、みんなが期待した大谷選手のホームランはとうとう出なかった。
それでMVPなのかな、と思ってしまうのである。値千金のホームランはいくつもあった。大リーガーで頭角を発揮している大谷選手やダルビッシュ選手が活躍するのが当然なのに、初めてメジャーリーグの球場でホームランを打って勝利に結びついた選手こそMVPに相応しいのではないのか。
さらに言わせてもらえば、大リーグの3人はそのままアメリカに残ってしまい、日本に凱旋しなかった。これも、チーム日本としてはおかしいのではないのか。
準決勝のメキシコ戦の前半で，筆者は日本チームはここで終わりだと思った。そのときも，大谷選手はそのままアメリカに残るだろうと予測した。家族に話したところ，当たり前だと言われた。その時はそんなものかもしれないと思った。しかし，結果はメキシコに勝利し，そして決勝でアメリカにも勝利して優勝した。チーム日本として，トロフィーとともに全員が日本に戻って，日本のファンに報告すべきではないのか。
これでは，大谷選手もダルビッシュ選手も，チーム日本の一員というより，やはり大リーグに所属している選手だったということになってしまう。日本のファンはそれでいいのか。日本のファンに対して，二人はどう感じているのか。
各国選手が日本やアメリカに遠征して試合をし，負けたらすぐに帰国，というのも，どうも残念でならない。少なくとも，1国で全試合をし，各地の球場を行き来しながらその国の文化に触れる，といった運営ができないものだろうか。決勝トーナメントリーグの途中の準決勝からアメリカに移動して開催するというのも，時差の関係もあって選手にとっては苦痛なのではないのか。
さまざまな疑問がモヤモヤと残るWBCだったと，筆者は個人的に思っている。（途中，無知から不正確な記述があるかもしれません。お許しください）
