jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ハンディファンでお腹に向けて風を当てる--空気の流れを作りながらズボンや腕を冷やす

若い女性がハンディファンを手に持って顔に向けて風を当てているのをよく見かけるようになった。オジサンから見ると、手に余分なモノの持つことにも抵抗があるし、顔に風をずっと当てていても熱中症対策には効果が限定的だと思っている。筆者は扇子をバタバタさせることも嫌いで、オフィスに着いてからウチワであおいだり扇風機に当たったりして夏を凌いできた。

    小型ネックファンの導入は、新型コロナウイルス禍でのエアカーテン形成が目的だった(ネックファンを購入--エアシールドの実験 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/10/8)が、マスク、窓開け換気がいちおう定着したために出番は無くなっていた。この夏は、通気座布団の下に入れて熱気の強制排出用に実験していることはすでにお伝えした(小型ファンを座布団冷却に転用--内蔵バッテリーで6時間連続使用が可能 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/6/20)。

   さて、これだけハンディファンが市民権を得るとは思わなかったので、改めて新型コロナウイルスに対するエアカーテン形成用に使ってみる必要性を感じている。というのも、第9波がジワッと押し寄せつつあると考えるからである。

   第8波までは移動の解禁などのタイミングで急速に感染が増加するパターンだったが、今回の第9波は大潮と満潮が重なってみずが防潮堤を乗り越えるようなゆっくりしたパターンに見える。ただし、堤防を越えたら、一気に拡大するだろう。

   しかし、世の中は平和泰平ムードである。五類移行したのだからマスク無しが当たり前と言わんばかりである。マスク無しは、屋外で会話無し、屋内で換気ありで会話無し、という条件の下に実施して問題がないが、電車内て平気でマスク無しで会話する人が増えた。おまけに、こういう人は、咳くしゃみエチケットがほぼできない。マスクが世の中から消えた2020年初期に「せめてハンカチや袖口て口元を押さえる咳くしゃみマナー」が言われたが、元々そんなマナーのない人にできる訳はなく、それは今現在も同じである。

    感染拡大当初、ハンディファンはほとんど無かった。筆者もできるだけ目立たない機種を選んで購入した。しかし、今のハンディファン所持率からすると、オジサンが持っていても変に見られないだろうと想像する。

    ズバリ、グリップのある小型扇風機形のハンディファンを買ってみた。1台はミスト機能付き、もう一つは薄型でポケットにも入れやすそうなタイプである。前者はAmazonでの最安値、後者は100円ショップである。

    かつて、屋外のバイトをしていたころ、ハンディファンを一度買っていた。乾電池で動くまさにオモチャで、まさに100円モノだった。せっかく表仕事なので、太陽電池パネルで動かせないかと実験したこともある。10cm ぐらいの太陽電池パネルで真夏の直射日光下では十分回った。ただ、直射日光下に人間は耐えられなかった。

    そのイメージがあるので、100円ショップで700円という値付けにはビックリした。大きさは以前買ったオモチャと変わらないが、充電式になったこともあり、コストアップになったのだろう。しかし、確かにプラスチック成形の精度も材料品質も格段に良くなっている。小型家電と同レベルになっている。

    通常のハンディファンの使い方は、風を自分に向ける。しかしこれではエアカーテンにならない。本来なら、マイクロ飛沫の発生源の人に向けて風を送りたいところだが,さすがにこれはイヤミかなと思った。しかし,自分の顔にずっと向けているのもやや辛い。

 そうこうしているうちに,ファンがひっくり返った状態で自分の体側に向いてしまうことがあった。風が当たったところはかなり冷えるのだが,そこから周辺に適量の空気が広がることが分かった。お腹の前を通って,アゴ下から顔の前を通って頭に抜ける空気の流れも確認できた。これは1つのエアカーテンになると感じた。風が直接当たる部分をもう少し下に下げ,股の間を狙うと,これはこれでまた快適である。

 夏場の暑さしのぎと,新型コロナ感染防止対策のエアカーテンとして,この夏はハンディファンを活かしてみることにした。