jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

距離感覚(カサ編)

昨日は雨が降ったので、忘れないうちに書いておこう。群集の中の距離感覚の欠如というテーマである。

雨が降りそうなとき、また雨の後、傘をどう持つかを見てみる。

多くの人が傘を水平に持っている。まず、これが分からない。重さの点からも、滴を下に落とす点からも、傘を縦に持つのが自然と思ってきた。

傘の中央を握って持つのは、まだ理解できる。サムライが刀を携える形だから。自分の脚にも当たらない。

理解に苦しむのは、曲がった持ち手の先を持って大きく後ろに振りながら歩く形である。後ろを歩けば分かるが、時折、傘の先が顔の高さにまで振り上げられることがある。危険極まりない。

同じ持ち方を昇り階段でされると、もっと危険である。ただの水平持ちでも、傘の先は後ろの人の顔の高さになるのである。

しかし、この他人の気持ちが分からない人が多い。考えたこともなく、感じることもなく、また教えられたこともないのだろう。

自分と周囲との距離感覚の欠乏。これはあらゆる揉め事の原因となる。

注意しても理解できないから、キレて暴力沙汰になる。