緊急事態宣言全面解除で、筆者もフル出社になった初日。できるだけもう堂々とシルバーシートに座ることにしている。それでも、立たなければならないことも多い。
ドアの横なら壁や手すりにもたれかかることがてきるので一押しなのだが、席の前に立たなければならない場合は、あまり考えていなかった。これまでは普通に吊革を持てば良かったからである。
デルタ株COVID-19変異ウイルスの蔓延でマイクロ飛沫による感染拡大リスクが大きく報じられているが、接触感染のリスクがなくなった訳ではない。電車の吊革、エスカレーターのベルト、ドアノブなど、アルコール消毒液があちこちに置かれているにも関わらず、心配である。
出社の初日、地下鉄の中で席の前に立つことになった。まずデイパックを網棚に上げた。すると、目の前に肩ヒモの下が垂れている。そうだ、この肩ヒモを持てばいいではないか。
デイパック本体は、網棚の上で端にうまく引っ掛かっており、まずまず普通の揺れなら十分支えられる。さすがに急停車の時は無理だが、吊革もポールも何も持たずによろけるよりは格好は良さそうだ。
デイパックを胸の前に抱えて席の前に立つ人が多い。混んで来ると席側にのしかかって来て、顔のすぐ前にデイパックの底が来るのだが、本人はまったく気がつかない。吊革を持つのなら、荷物は網棚に載せればいいのに、不思議な習慣である。
ビジネスバッグは軽すぎて支えてくれないかもしれない。
吊革を直接持たないようにするグッズもいろいろと売られているが、特に金属製の爪のようなものは、吊革や手すりを傷つけるかもしれないし、万一外れた場合は他の人を傷つけるかもしれない。持ち歩くのはもう習慣になっているかもしれないが、注意が必要だろう。
デイパック肩ヒモ吊革は、なかなかいいアイディアだと自負している。