jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

お金は大事だが,お金をバラ撒けばいいというものでもない--マイナポータルのある人が使えるようにすれば,特典を与えなくてもみんなマイナンバーカード登録をし,郵送料も印刷費も不要である

お金があると,心には余裕が出てくる。しかし,お金があり過ぎると,自分がえらくなったみたいに思えて,周りが見えなくなってくる。お金のことしか頭になくなってしまう。また,お金の入り方が多かったり少なかったり不安定だと,少ないときに合わせて守りに入ってしまう。やはり自分が中心になってしまうし,やはりお金のことばかり気になってしまう。

 COVID-19で外食や観光などの消費意欲が下がり,ようやく小康状態になった現在もなかなか精神的な復興が難しくなっている。客の消費意欲はある程度戻ったものの,100%安心できるところまでは戻っていない。

 ここに,18歳以下の子供のいる家庭に1人10万円の給付をするという話が議論されている。所得が1000万円近い家庭には配布されない。何だか,いろんな線引きが行われていて,おかしな話である。消費拡大につながるとも思えない。

 さらに,このうち中学生までの子どもには現金5万円を児童手当の仕組みを使って年内にまず給付するという。高校生は申請に従って給付,さらに残りの5万円は全員にクーポン券を配布するという。

 給付の予算は675億円,別途,事務経費が1200億円かかるというのだが,これの元手は国民の税金である。政府の予算の財源は基本的に税金だが,事務経費は印刷代や郵送代,担当職員の給料などである。何だかこれもおかしな話である。

 経費のかからない方法として,マイナンバーカードとの紐付けが考えられる。マイナンバーカードを持っている人は,給付金を利用することができるという特典が与えられる,というのが正しい運用なのではないかと思うのである。これなら,わざわざ特典をつけなくてもみんなマイナンバーカード登録をするだろう。 何で「後出しジャンケン」の人に特典が付くんでしょうか--政府のおカネの使い方にあきれる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/25。印刷も郵送も不要である。マイナポータルに登録したカードや電子決済の仕組みで給付金が使える。