jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

介護士,保育士,教員,医者・看護師,そして親・・いったい誰を信用すればいいのだろうか

複数の認定保育園で,保育士による園児の虐待が発覚した。高齢者施設では,虐待による殺人事件が起きている。病院では,看護師が患者の点滴に筋弛緩剤や洗剤を入れる殺人が行われた。医者は,麻酔で意識がなくなっている患者に性暴行を加えたり,外では睡眠薬を飲ませて性暴行に及んだ。学校では,児童,生徒に対するいじめのほか,性虐待も行われた。そして,親による虐待も後を絶たない。

 生まれてすぐ親,未就学の間は保育士,生徒・学生時代は教員,病気になれば医者や看護師,そして歳を取ったら介護士。社会人として自分が主導的に活動している間を除いて,あらゆる場面で,頼りにしている人たちが牙をむいてくる。不都合なことが起きたときに頼りになるはずの弁護士に騙されることもある。

 筆者は,自分の子供に「世の中で絶対的に信じていいのは,両親と兄弟だけだよ」と言っている。幸いなことに,今のところまともな人生を歩んでいる。正直,道を外れてしまったとしたら,自分の子供すら信じられるかどうかは自信がない。逆に,道を外れた子供から頼られたときに,フォローできるかと言えば,それも自信がない。

 しかし,赤ん坊,幼児,病人,そして高齢者など,抵抗のできない人が被害を受ける。そして抵抗ができないという意味では女性は常に被害を受ける対象となりうる。

 普段は自分の面倒を見てくれる相手が,突然豹変して虐待をする。偶然,自分の担当になった保育士や教員,医者,看護師,介護士が,何らかの弾みで犯行に及び,たまたまその被害者が自分になる。その犠牲になる確率はどれぐらいだろうか。

 そして,お互いに選べない親子の場合も,何がきっかけになるかわからない。ひょっとしたら,障害を持って生まれたことを親が悲観することもあるだろう。望まずして生まれてきたことが原因の場合もあるだろう。ただ,言う事を聞かない,たまたま親の虫の居所が悪かった,などというケースもあるかもしれない。

 今回の保育士による虐待事件は,とりあえず命に関わるところまで行かなかったが,おそらく子どもたちの心の中に傷として残ることが気がかりである。