jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

プロジェクションマッピングに関心があるかどうかで,万博が楽しめるかどうかが分かるかも(個人の感想です)

昨今,世界のどこの観光地に行っても,夜間のイベントとしてのプロジェクションマッピングが人気である。歴史的な建物に投影したり,日本だとお城や寺,果ては東京駅や東京都庁まで投影の対象となった。

 2025関西万博でも,屋外やパビリオンの中も,演出としてプロジェクションマッピングが使われている。

 正直,投影できる壁や天井,床,そして建物があれば,そこに投影するシナリオを変えれば何でもできる。ディズニーランドでも,シンデレラ城にプロジェクションマッピングの演出がある。

 筆者は,プロジェクションマッピングが嫌いである。演出が「安直すぎる」からである。映像を作り,音楽を合わせ,複数のプロジェクターに映像を振り分け,これを投射する。カネさえ掛ければ,コンピュータの力でいくらでも安直に作れ,しかも「ただの映像」だからである。

 同じような迫力のある演出は,最近の花火の最後を飾る「スターマイン」と呼ばれる連射でも見られる。筆者はこのスターマイン演出もあまり好きではない。ただ大量の花火を短時間に打ち上げて相乗効果を狙っているだけに思えるからである。

 しかし,プロジェクションマッピングとの決定的な違いは,物理的に花火の玉を製作し,その花火玉を安全に確実に打ち上げるための筒の管理をする「職人技」がある点である。

 ほかにも,今回の万博では噴水ショーが行われている。こちらはショー会場の水源にレジオネラ菌が発生したことで中止になっているが,噴水装置の機械的な管理のほか,噴水がきれいに噴き上がるかどうかの管理にも「職人技」が必要である。何十本もの噴水の1本でも水流が乱れれば,ショーは台無しになるからである。

 ドローンショーも実施されている。1000機のドローンを使ったショーらしい。これもいったん動作をプログラミングすればあとはドローンがプログラムに沿って飛行して形を作り出すだけなのだが,こちらも1機でも飛ばなかったり,変な動きをしたりすれば,ショーにならなくなる。しかも,多くの観客がいる場所に落ちても事故になるし,それを防ぐためにおそらく海上で飛行させているだろうから,不具合で落下したら回収できないかもしれない。事前の調整と点検,電源の確認など,多くの人材が関わる必要がある。機械モノは手が掛かるのである。

 基本的に筆者は,映像ショーには関心がない。1970年の大阪万博のころは世界の文化に触れるチャンスはほとんどなかったので,あらゆる展示が物珍しかったが,21世紀の現在,異文化は街にあふれている。各国の食べ物も普通に街中で食べられるようになっている。

 関西万博で良かったという感想を見ると,プロジェクションマッピングやドローンショー,噴水ショーなどの映像ショーのことが書かれているのがほとんどのように思える。映像ショーを楽しめる人は万博に行っても損はしないだろう,というのが現在の筆者の捉え方である。まあ,食わず嫌いと言われてしまえばそれまでなので,あくまでも個人の感想である。