2023/7/12は,朝からニュースも見ていた。オフィスでたまたま,ネットニュースで7/12 11:00にJアラートの訓練を行う」というニュースを読んだ。そんなアナウンスなどなかったな,と思いつつ,首都圏ではJアラートを聞いたことがないので,どんな感じになるのか,11:00になるのをカウントダウンしていた。時間になっても,訓練は行われなかったと認識した。
その後,10:15に北朝鮮がICBM級の弾道ミサイルを発射したという発表があったことを知った。発射は9:59だという。飛行時間は74分と確認され,11:13にEEZ(排他的経済水域)外の日本海に落下したという。
ちょうど,Jアラートの訓練のタイミングで,実際のミサイル発射を行うというのは,完全に日本はなめられていると思う。
もし11:00にJアラート訓練が行われていたとすれば,日本は大慌てになっていたろう。東京でも大阪でも,大騒ぎになっていたろう。
まず,一般国民に訓練を行うことが発表されていなかったが,各自治体には連絡が行っていた。そしてその情報が北朝鮮に流れていたということは,行政関係のどこかに北朝鮮への情報網ができているということである。日本が意図的に,北朝鮮に情報を流すはずはない。つまり,日本の行政の情報を北朝鮮に流している人物がおり,日本の行政の情報は北朝鮮には筒抜けだということになる。
いまだに,北朝鮮のミサイル発射については,「詳細を確認中です」と繰り返すばかりである。おそらくこの答え方も,一種のフェイクだと信じたい。本当に,ミサイルの発射も,ミサイルの行路も,ミサイルの落下も,まったく情報を掴めていないのなら,それはあまりにも情けないのだが,こう毎度毎度なめられると,イヤになってくる。
どうしてこう,人と人の気持ちはすれ違ってしまうのだろうか。