jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

そろそろ一度「迎撃」すべきでは--北朝鮮ミサイル発射実験への対抗策

2024/9/12 通勤途中のスマホにニュースが飛び込んできた。北朝鮮が午前7時10分ごろ、日本海上へ短距離弾道ミサイル数発を発射したとのニュースである。日本の排他的経済水域EEZ)外に落下した。前回が7/1だったという。今年何回目になるのだろうか。筆者ももはや感覚がマヒしてきている。それほど頻繁にミサイル発射実験の的にされているのである。自民党総裁選不出馬を決めた岸田首相が,これまたいつもと同じように非難し,抗議したと記者会見した。

 ストーカーや家庭内虐待など,警察や児童相談所に相談が持ちかけられ,行為を行っている本人に注意・警告が行われたり,接近禁止や保護などの措置が取られたとしても,何度か繰り返すうちに「犯罪までは進まないだろう」「あきらめてやめるだろう」といった見込み運転になり,最終的に被害者を出してしまうケースは少なくない。

 同様に,北朝鮮のミサイル発射実験も,国際法に違反しているだの,厳重な注意だのと,繰り返しているうちに,「まさか実際に打ち込まれることはないだろう」といった気の緩みが出る。Jアラートが誤報されるような緊迫した事態や,実際に日本上空を通過するケースまで起きているのに,結局,迎撃システムが稼働したことは一度もない。

 これほど世界の中での日本の地位が落ちている現在,日本が攻撃を受けて消え去ってもだれも気づかないのではないかと思えるほどである。おそらく,実際に弾道の軌跡が日本国土に向かっていることが明らかになった段階でも,迎撃システムを発動させられる判断はだれもできない。首相に連絡して判断を仰いでいる間に,到達してしまうからである。

 国際法に違反しているなら,それに対して実力行使すべきであり,敵基地攻撃ができないのなら,飛翔体そのものを撃墜する措置を取るべき段階に来ているのではないか。日本にミサイルの迎撃システムがあり,正しく作動することを示す必要があるのではないか。

 ウクライナ紛争が続いているため,アメリカ軍は日本をサポートできない。韓国軍も,自国を狙われたわけではないから,応戦することはない。

 しかし,これで撃ち損じたら,それこそ世界の笑い者である。実はそのソシリを恐れて迎撃しないのではないかとも思えるのである。

 ミサイル発射のたびに,自衛隊戦闘機がスクランブル発進しているのはすでによく知られている。しかしこれは情報収集が目的であり,威嚇も注意喚起もしない。そしてその出動のほとんどが単なる空振りで終わっている。1回のスクランブル発進で何百万円のかかるが,装備が減るわけではない。ミサイルで迎撃すれば,数千万円がパーになる。だからケチっているようにしか見えない。

 次にEEZギリギリに打ち込まれるようなケースで,一度きちんと迎撃・爆破させ,実力を証明しなければ,いつまでたってもバカにされたままで,そのうち痛い目に遭うと思うのである。