jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。

注射の作法も日本と世界は違う?

新型コロナウイルス対応ワクチンの注射は,日本でも世界共通の筋肉注射になるようである。ワクチンでの注射針の刺し方--世界の常識が日本では違うらしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/13。2月から始まった医療関係者への先行接種でも,皮膚に直角に深く針を刺す筋肉注射が行われていた。

 それでも細かく見てみると,やはり少し違う気がする。これまで日本では皮下注射が中心だったため,皮膚に直角に刺す手つきが少し慣れない様子で,手元が震えているような気がした。

 それよりも,一度刺したところで注射液を送り込む「押し子(プランジャ)」を少し引いている様子が見られた。一般に,静脈注射をする場合,針先が血管に入ったかどうかを確認するのにプランジャを引いてシリンジに血液が入るかどうかで判断しているのだが,どうもその動作が今回のワクチン接種でも行われているように思われる。血管の中に直接入らないようにという配慮なのだろうか。それとも単なるクセなのだろうか。

 この動作をする間,シリンジは少し不安定な動きをする。皮下注射,静脈注射の場合は,利き手と反対側の手の指でシリンジを支えて安定させられるが,直角に刺す筋肉注射では,その支えがないため,不安定になっているのではないかと思われる。この辺りは,海外での接種例では針の根本まで刺していて,プランジャを一度引く動作もなく,安定してあっという間に注入し終わっているように見える。かえってその方が痛くないような気もする。

 もう一つは,注射前の皮膚のアルコール消毒である。海外の場合もアルコール消毒はするのかもしれないが,映像ではアルコールを含んだ脱脂綿で皮膚を拭いている場面が出てこない。腕をまくったらいきなり注射針が刺さっているように見える。また,注射針を抜いたところも,日本の場合はまた綿で押さえるような動作があるが,海外の映像ではただ抜いて終わり,という風に見える。皮下注射や静脈注射では,出血したり,注射液が戻ってくるケースもあるため,綿で押さえたり,止血帯をしたりするのかもしれない。今回は筋肉注射なので,出血や逆流はほぼ起こらないような気もする。

 注射前の「少しチクッとしますよ」とか注射中の「指がしびれませんか」と聞かれることも,逆に恐怖を煽っている場合がないわけではない。

 筆者も基本的に注射は嫌いである。緊張する。ただ覚悟を決めて臨んでいるだけである。子供たちの掛かりつけの小児科の先生は注射がうまいことで有名で,本当に痛くない。今度のワクチン接種もぜひ,こちらの小児科でお願いできればと思っている。

 働き始めたころ,社会人としての自覚の一つとして,定期的な献血への協力をしていた。ところがある献血センターで献血後,普通に歩いて駅に向かったのだが,気が付いたら献血針を刺したところからかなりの大量の血液が出てワイシャツのヒジから先を赤く染めてビックリしたことがある。実はそれほど多くが出たわけでもなく,周囲の人にもたぶん気づかれなかったほどだと思う。すぐに近くのトイレに駆け込んで,水でシャツを洗い流して,分からなくなったところで帰宅した。

 この経験があるので,健康診断の採血のあとも,通常は5分でいいと言われているところを10分ぐらいは止血帯を付けている。絆創膏も帰宅するまで貼ったままにしている。また,ボタン付けで縫い針でちょっと指先を刺したり,調理中に包丁でちょっと手を切ったりするだけで,大騒ぎである。若い人が男女問わず,ピアスの穴を耳に開けたり,美容整形をしたりするのを見ると,信じられない思いがする。ローマ時代やギリシャ時代には魔除け,戦争中は死体の認識用として使われたこともあるらしい。欧州の一部で,皮膚の中にIDカプセルを埋め込んで生体認証する動きがあるが,これもできれば勘弁願いたいところである。何をもってしても偽装は可能だろうから。

 今回の新型コロナウイルス対応ワクチンの接種は,腕の上腕で肩の筋肉がもっともついている部分に針の根元までスッと刺してスッと注入してサッと抜く,という手順だけでいいような気がする。これも世界標準の手順で進めてもらいたいものである。