日本だけがマスク着用、ワクチン接種を積極的に進めているらしい。筆者もこの対策に賛成である。特効薬がないので、掛からないことが大切と考えるからだ。掛かった時の症状も不安定だし、重症化リスクもある。重症化すれば、死亡確率は高い。軽症、中等症でも、かなりの確率で後遺症が出ている。とにかく掛からないことが大切なのだと思っている。
2022年11月後半から始まった第8波の動向が読めない。立ち上がりが第7波の半分ぐらいでジワジワと増えているという印象で、12月3日には前週比マイナスになった。第7波の勢いはない。このままピークを迎えて年内にある程度収束する可能性も見えてきた。
2022年12月6日、昨日の全国の感染確認者数が47702人と発表された。グラフで傾向を見て、筆者は第8波がピークアウトしたと判断した。やはりワクチン効果だろうか。
感染症2類指定のままなので、ワクチン接種も無料だが、その財源は基本的には国民の税金である。接種率が上がらないまま、感染拡大は自然免疫効果も出てきたのか、これまでのような勢いがない。海外との行き来の制限もなくなったが、海外の流行が下火になっている状況で、これ以上の感染拡大は免疫の効かない新変異株の登場に限られるように思えるようになった。
せっかく国費、つまり国民の税金で購入したワクチンが、期限切れで次々に廃棄されていることを考えると、早く第5類に指定替えして、ワクチン接種は希望者の有料接種とし、特効薬の研究を進める方に予算を使った方がいいと言える段階だろう。
今日からまた、可能な限りのテレワーク体制に入る予定だったが、通常勤務を続けることにした。
せっかくの冬場なので、マスク着用と常時換気は続けてもらいたい。また車内での大声での長時間会話は、そもそもマナー違反である。
基本的に日本人は8割の人が上から、あるいは横からの意見や指示に従う国民なのだろう。しかし残りの2割のヤンチャ者がいるために、感染拡大が急激に進む。しかしその後の自主規制でピークアウトする。これが波が起きて、他国よりも長引いたあとにピークアウトするというパターンを作っていると思われる。
この国民性に加えて、以前筆者が提案していたような疑わしい人の行動制限を公共交通機関で実施していれば、感染拡大が防げたと思うのである。いまだに、電車内で咳をする人が乗って来るが、この症状のある人だけを規制するだけで、新型コロナもインフルエンザも普通の風邪もすべて流行を抑えることができるはずである。感染症の場合のこうした柔軟な対応を期待したい。
