jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

フェイク画像の拡散はマスコミの取材力のなさが原因の1つ--事実だからといってただ報道すればいいという節操のなさを悪用されていることに気づかないのか

写真加工ソフトに“行き過ぎ”感--これはもう写「真」ではない - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/3/30 と書いた。その後,AIをさらに組み合わせて,「◯◯な背景に」と命令すると別の画像をはめ込んだりする生成AIに展開している(生成AIではなく「盗用AI」というべき--Creativeな世界は崩壊した - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/7/20)。

 主題を変えずに,その周辺を変更すること自体も行き過ぎだと思っている筆者だが,もともと誤った情報として伝える「フェイク画像」は,昔からあったようだ。ちょうど100年前の今日,1923年9月1日の関東大震災の様子を伝える絵葉書に,多くの人が火事で亡くなったことを伝える写真として,下半分が人混み,上半分が火災の煙という合成写真を使った例が紹介されていた。本来,この大震災の火災現場では本当の死体があっただろうが,それを直接撮影して発表することは気が引けたから,わざわざこういう合成写真を作ったのではないかと想像する。フェイクというより,コントロールド(制限された)な画像として作られたのだと思う。

 しかし,現在のフェイク画像は悪意を感じる。仕上がりが正直,本物と見分けがつかない。以前は,組み合わせた部分の境界線が確認できたものだが,今はまったく区別がつかない。それだけに,こうした「フェイク画像を作ろう」と思った瞬間に「他人をだます」ことを意図していることを感じるからである。

 東京電力福島第一原子力発電所からの処理水放出のタイミングに合わせて,海で魚が大量死したというテーマの映像が流れたり,処理水だとして黒っぽい水が流されているというテーマの映像が流れたりした。

 悪意というより,「悪ふざけ」なのだと思いたい。どう見てもフェイクと分かるからである。仮に,放水に反対する中国が仕掛けたとしても,それを多くの中国国民は「フェイク画像」として認識していると思う。

 ただ,施設に対するイタズラや攻撃といったリアルな行動が起きないとも限らない。ミサイルのような過激な手段ではなく,ごく簡単な無人の飛行型あるいは船舶型・潜水型のドローンが使われないとも限らない。暴徒と化すと,日本人でも破壊行為に及ぶことは,サッカーのサポーターの暴走や,あおり運転なども起きる。世界中で,人類が繰り返す愚かないざこざである。

 結局,まずマスコミが取材力のなさをさらけ出しており,「こうしたフェイク画像が出された」というただの事実だけを取り上げて拡散しているのが原因の1つである。そこにまた素人コメンテーターを集めてワイガヤするだけである。犯罪者をますますつけ上がらせているのではないだろうか。