jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

sideways--ラリーのコドライバーみたいな指示をしてくれるアプリ。雨の日や夜間、首都高に最適かも

スマホを手にしてから、実にさまざまなカーナビアプリや地図アプリを試してきた。筆者のスマホの「地図」フォルダには約40個、「交通」フォルダには約70個のアプリが入っている。中には一度試しただけで残っているだけのモノもあるし、いずれ有料登録をするかもしれないと思っている本命アプリもある。場合によって使い分けている。

 最初はgoogleマップで場所検索やナビをしていた。やがて、詳しい住所検索をしたり、ハザードマップを確認したりと、用途に合わせて次々に試すようになった。最近はクルマのディスプレイオーディオと接続できる条件で探したり、複数の目的地をセットできることを条件に探したりしている。

 先日見つけたのが「sideways」というアプリである。珍しくandroidしかないアプリである。ラリーでは、ドライバーの横で道路情報を読み上げるコドライバーがいるが、sidewaysは登録した経路に沿ってカーブの向きと大きさ読み上げてくれる。

androidアプリ「sideways」のナビ画面。曲がりの左右や強さを読み上げてくれる。


 ドライバーはもちろん、前を見て運転しているのだが、ラリーのような高速運転時には視覚以外の情報も総合的に判断している。右にハンドルを切ってその次のカーブが右なのか左なのか、どれくらいのきつさなのかをすべて覚えているわけではない。その情報を的確に読み上げるのがコドライバーの仕事である。

 さて街中を走る時、sidewaysはそれほど有効ではないかもしれない。普通のカーナビに比べれば、ぶっきらぼうな案内しかしない。

 ところが、これが夜間に運転するときには、結構役に立つのである。

 夜間はいくらライトが明るくても、昼間のように遠くまで見えない。ちょっとした曲がりでもハッとすることもある。まして対向車のライトが眩しい時など、方向が分からなくなることもある。こうした中場合、sidewaysはカーブの方向ときつさ、長さを教えてくれるのである。

 同じように、おそらく雨で見通しの悪い時にも役に立つと思う。さらに、意外に曲がりくねっている首都高速でも、的確な指示をしてくれると思われる。筆者は,首都高が大嫌いなのだが,このアプリがあればちょっと助かるかもしれないと思った次第である。読み上げの言語も,欧米系に加えて日本語キャラクターも男性2人,女性1人から選ぶことができる。ラリー気分になるには,英語のキャラクターがベストかもしれない。

 問題があるとすると,地図がmapboxだけで,地図側の表示がややチープな感じがする点だが,ラリーナビとしてはこれぐらいシンプルな方がかえってわかりやすいかもしれないと納得している。目的地は日本の住所入力で確定できるが,施設名には基本的には対応していない。

 現在はandroid版のみだが、iPhone版もベータ版が出ている。Youtubeには内外で多くの人が投稿している。お薦めのアプリとなりそうである。