jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

埼玉県八潮市の道路陥没事故の被害者が搬出へ--都市インフラの崩壊と首都移転の再提案

埼玉・八潮の道路陥没、転落したトラックの運転席から遺体を搬出…運転していた74歳男性か : 読売新聞 (2025/5/2)。2025/1/28の事故発生後,下水のバイパス工事が進められ,5/1にようやく消防隊が破損した下水管の中に入った。5/1段階で被害者の遺体が確認されていたようだが,詳しい報道はなく,5/2になって遺体を運び出したことが伝えられた。朝8時のオンラインニュースである。

 お叱りは受ける覚悟--初動の機動力が足りなかった(八潮市の陥没事故,能登半島地震に思う) - jeyseni's diary (2025/2/2)の段階から見ると,最初の穴がまさにトラック1台分しかなかったものが,交差点全体を開放して掘り起こす大工事になってしまった。

 能登半島地震や豪雨災害で,道路の舗装の下が簡単にえぐれて舗装が浮き上がってしまう様子が普通に見られる。それほど,都市構造物が軟弱な地面の上に構築されているということである。

 一方で,京都市内でも上水道管の破裂で冠水事故が起きたが,この管も敷設後66年が経過していたという。まさに都市インフラの寿命である。高速道路もメンテナンスが間に合わないだろうことを書いた(高速道路の時速110km制限を初体験--常磐自動車道で気になった路面の荒れと速度向上についての私見 - jeyseni's diary 2025/4/28)。

 メンテナンスというツギハギの対応では,完全な修復は難しいと思う。インドネシアで首都移転が進められている(首都移転やろうぜ--インドネシアに倣った思い切った判断は今の日本の政治家では無理か - jeyseni's diary 2023/7/22)。原因は首都の地盤沈下である。完了は2045年までと,まだ20年先までの計画である。首都高速もガタが来ている。首都直下型地震も懸念されている。富士山の噴火の予測もある。この際,新しいインフラ作りを以前から提案している福島県に首都移転を実現してはどうだろうか。

 皮肉なことに,温暖化で東北地方も以前よりも暮らしやすくなるに違いない。