jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

世紀の3大統領会談は実現せず--ウクライナ・ロシアの停戦は先延ばしに

ロシアの戦勝記念日を挟む3日間停戦が,そのまま少なくとも30日間に延びることに期待 - jeyseni's diary (2025/5/9)の最後に「最終日の5/10に,プーチン,ゼレンスキー,トランプの3者協議が行われる,といったことはないだろうか。経過に期待したい」と書いたのだが,残念ながら実現しなかった。

 ウクライナとロシア別々に米・トルコと3カ国協議へ (テレビ朝日 2025/5/16)。ゼレンスキー大統領がトルコでエルドアン大統領と会見後,ロシアは交渉団をトルコに派遣すると発表したが,プーチン大統領は行かないことになった。これを受けて,ゼレンスキー大統領も新たにウクライナの交渉団をトルコに派遣すると発表,自らも出席しないことになった。中東外遊中のアメリカのトランプ大統領もトルコ行きを示唆していたが,現時点では含みを残したままである。日本時間の5/16 16:00からのウクライナとロシアの直接交渉は3年ぶりの開催となるが,両国大統領およびトランプ大統領のいずれも参加しないという残念な結果になる。

 それぞれ,決定権のある大統領が参加しないことで,停戦合意はなくなると思われ,引き続き実務者レベルでの交渉を続ける用意がある,という結果に終わってしまうようである。

 これに先立って,プーチン大統領習近平代表が個別会談をしたことで,中国の後ろ盾を得たと判断したプーチン大統領が,妥協しなかったからだと思われる。北朝鮮からの武器補給も拡大し,ドローン製造用のコントローラも中国経由で潤沢に調達できる環境が整っており,自ら戦争をやめるという判断をしなくて済んだからだろうか。

 トランプ大統領は,中国に対して掛けた145%という関税をいったん30%まで下げた。しかし,今回破断するであろうウクライナ・ロシア停戦交渉での中国の役割を認識し,再び関税を高めることになるだろう。

 すると,米中の対立がエスカレートし,[米+NATO] vs. [露中・北朝鮮]という厄介な戦争にならないとも限らない。これを機にイスラエルによるガザ攻撃やイラン攻撃もさらに激しくなるという最悪のシナリオが動き出してしまう。

 ローマ法王に選ばれた米国出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿(レオ14世)は,この事態に対応できるだろうか。