ロシアとウクライナが,時限的にせよ「一時停戦」を呼びかけるようになったのは,大きな前進だと感じる。
まずロシアから,ロシア正教会の「復活祭」(イースター)に合わせて2025/4/19午後6時(日本時間20日午前0時)から30時間、攻撃を停止するよう命じた。これをウクライナが受けて同じ30時間の攻撃停止に応じ,実際に攻撃が行われなかった場合は4/20以降も攻撃をしないとした。
しかし,実際はロシアからウクライナへの攻撃が続き,当初予定の30時間の期限が切れた。
これに先立ちウクライナは3/11に,アメリカが提案したロシアとの30日間の停戦案を受け入れる用意があると表明していた。しかし,その前日にロシアへの大規模なドローン攻撃をしている。この段階での停戦は行われなかった。あくまでもウクライナとしては「30日間」の停戦が条件だった。
今月に入り,ロシアが5/9の「戦勝記念日」に合わせて5/8から3日間(72時間)の停戦を一方的に宣言した。この記念日には,中国の習近平代表を含めてロシアの同盟国15カ国が参加することになっており,盛大な軍事パレードも実施される。
これに合わせて,アメリカのトランプ大統領は5/8にウクライナとロシアに対して30日間の停戦を要求し,同日にウクライナのゼレンスキー大統領は「30日間の休戦の準備ができている」と表明した。
今日が5/9の戦勝記念日で,ロシアの宣言した3日間の停戦はあと1日で終わる。部分的にせよ,ロシアによるウクライナ攻撃は頻度も減っていると思われる。
このままロシアも30日間の休戦を受け入れてくれるといいのだが,という期待を持っているのだが,同盟国との軍事パレードで再び気勢を上げて攻撃を再開するという流れになるのかもしれない。
最終日の5/10に,プーチン,ゼレンスキー,トランプの3者協議が行われる,といったことはないだろうか。経過に期待したい。