jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

国土交通大臣は,公共交通機関に乗車・入場禁止をさせるべき。

 新型コロナウイルスが猛威を奮っている。水際作戦もほぼ失敗と言っていいだろう。感染経路が不明な感染者が続々と出ている。

 

 日本だけは,感染の拡大はないと期待していた。しかしその期待は,おおかた予想されたこととはいえ,ことごとく裏切られた形である。

 

 正直,今の日本では感染は拡大するだろうと思っていた。電車の中での咳・くしゃみマナーは,実行している人を見たことがない。また,咳・くしゃみをする人がマスクをしていることもほとんどない。注意をしたら逆ギレされる。いつからこんな国民に成り下がったのだろうか。

 

 感染が確認されてからも,バスやタクシーの運転手さんやガイドさんが客から感染させられたと思われる事例がまず発表された。無制限の「お客様」と接するサービス業では,店員さんや従業員側がマスクの着用をするようになった。「お客様に感染させない」というのが建前だが,本音は「お客様からウツされない」ためである。飛沫感染のリスクは減るが,当然のことながら市販のマスクではウイルスの侵入は防げない。飛沫を吸い込むリスクを少し低減することが目的である。

 

 これは「客→従業員→客」という2次感染の防止には効果はあるが,「客→客」という一次感染には効果がない。タクシーは「客→従業員」というパターンだが,鉄道では「客→客」という一次感染のリスクが高い。これに対する鉄道会社は全く責任を果たしていない。

 

 ここは国土交通大臣が先頭に立って,「感染の可能性のある客の入場・乗車を拒否する」「マスクを着用しない客の入場・乗車を拒否する」ことを宣言すべきである。でなければ,利潤追求する鉄道会社が,わざわざ客数が減る対策を自ら取るとは思えないからだ。

 

 オリンピックに向けてテレワークを推進するのは,通信会社やパソコンなどの関連会社を儲けさせる。一方では鉄道会社は損をする。政府はテレワーク関連企業からリベートをもらっているために推進するのかもしれない。鉄道会社が損をしても,鉄道を利用しない政治家には関係のない話である。さらに追い打ちをかけるように,感染可能者やマスク未着用者の乗車拒否をするような指導はしないに違いない。政治家には関係のない話だからだ。

 

 それでも,都会の満員電車は感染リスクの非常に高い動く密室である。航空機も密室だが,人どおしの接近の度合いが満員電車の場合は半端なく近い。一人が咳をすれば,車両中が感染のリスクにさらされる。いますぐ,「鉄道会社による乗車拒否を命令する」英断がほしい。