jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ワクチン受付アプリ--どなたか開発をお願いします

2021年1月27日,川崎市新型コロナウイルスのワクチン接種のシミュレーションが行われた。基本的には選挙方式で,指定した接種会場で接種することになるようだ。

 実際に試してみると,受け付け時の聞き取りに時間がかかることが分かったそうだ。通常は1人10分ぐらいで済む聞き取りが,持病のある方などは30分かかることもあることが分かったそうである。

 世界でワクチン接種が最も進んでいるイスラエルの場合,個人の医療情報がデジタル的に管理されていて,年齢や既往症などによって接種日や会場が自動的に振り分けられる。会場に来て初めてその人に持病があることが分かってもたつく日本とは大きな違いである。同じ国民皆保険制を導入していても,イスラエスの場合は2005年と新しいため,システム化も進められている。国のシステムのデジタル化の差は歴然である。

 日本でのワクチン接種をスムーズにするために,選挙方式で会場と日程を調整する仕組みを提案した。ワクチン接種は「選挙投票方式」で行政が管理して実施してほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2021/1/15)。ここで振り分けられるのは年齢だけである。受付でもたつくことは落とし穴だった。

 いまさら病歴などの個人情報を選挙管理システムに組み込むことはできないので,別の方法を提案することにする。

 「ワクチン受付アプリ」。構想は,スマートフォンのアプリであらかじめアンケート方式で個人情報を登録しておき,その情報をQRコードとして表示させ,これを会場で読み取ると,自動的に病歴などの情報がヒヤリングできるというものである。

 QRコードに暗号化を取り入れれば,他の人が読み取ることはできない。読み取ったデータは,管理することも可能だが,その場でプリントアウトするだけという使い方に限定すれば,プライバシーも担保できる(開発側,運用側のコンプライアンスの問題ではあるが)。そこでスクリーニングして,深い聞き取りが必要な人を切り分ければ,スムーズに進む。

 筆者は,仕事の上で関係者の個人情報を収集する業務を行っている。多くは,ネットワークでつながっている人なので,FAXで送る(暗号化されているので安全),PDFを圧縮してパスワードを掛けて送ってもらう(パスワードを別管理),そしてgoogle formで情報収集する(SSL接続のため安全)などの方法を採用している。以前はFAXで受け取ることが多かったが,現在は9割はgoogle formで入力してもらっている。データ管理が各段に楽になる。

 PDFフォームでもできそうな気がしてきた。ちょっと実験した。

(写真参照)

使い勝手はアプリの方がいいような気もする。

f:id:jeyseni:20210130150223p:plain

ワクチン接種アンケートPDFフォームのサンプル。フォームに入れた情報は,上のQRコードに反映するので,スキャナで簡単に読み込める。