jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ヤンチャ地帯で,まず強制ワクチン接種を

ブラウザーMicrosoft Edgeを使って「新規画面」を開くと,標準でニュースページが開いてしまうので,ついついざっと読んでしまうのだが,今日読んだ記事には愕然とした。緊急事態宣言解除前の東京・上野 飲み屋街はノーガードの密だった 2021/3/19。週刊ポスト2021年4月2日号に掲載されている記事の紹介である。

 かねがね,「ラスト10%のヤンチャ者がルールを守らない」と書いてきたのだが,10%というのは昼間の人間での比率で,夜の比率だと30%ぐらいはルールを守らない人なのではないかと思い知らされた。

 ルールを守らない人は嫌いである。一方で,頑ななまでに他人にルールを押し付ける人も嫌いである。物事には「ほど」というものがある。自己責任が負えるかどうかで判断するのもまた,理性である。

 マスク警察,マナー警察と呼ばれる人たちもいる。ルールを守らない人を吊るし上げる。注意される側も確かにルール違反だが,たいていは何らかの持論でマスクをしていない。表を歩いている,会話はしない,人とは距離を取っている,それのどこが悪い?と居直られる。注意する側も命がけになる場合もある。

 人前だと「ポーズ」でもいいからマスクをした方がいい,と筆者は主張している。マナー警察にチクられないためでもある。その方が社会はうまく回る。マナー,マナーと言われるのも嫌だし,ギスギスした社会は情けない。

 夜,アルコールが入ると,人は一気にヤンチャ者になる。話をしたくなる。テンションも上がる。そしてますますアルコールの量が増える。店側が仮に3密対応しようとしても,客側がもう言うことを聞かない。文句も言えなくなる。

 理性があっても,アルコールの力は恐ろしい。先に席を立つことももはやできなくなる。話しかけられれば応じなければならない。そのうち,どうでもいいや,ということになってくる。

 この状態は,ロシアンルーレットである。これだけ密状態でマスクなしで長時間話をしていても,新型コロナウイルスに感染することは稀である。100回飲みに行ってもおそらく100回は無事に帰って来れる。しかし,101回目も無事という保証もない。1回目でヒットすることもある。

 したがって筆者は,1回目に行くことをまだ解禁していない。自分もひょっとしたらどこかで感染を受けて無症状なのかもしれない。それでも感染を広げる可能性を持っている。安易な行動で自分や親しい人に感染を拡大したり,無頓着な人から感染を受けるという危険からは,できるだけ離れていたいと思う。

 つい先日,家族の一人が友人に誘われて食事会に行った。店はパーティションやマスクで対応しているが,客はテーブルを囲んでマスクなしでみな談笑していたそうだ。フルコースで2時間。途中退席もできず,マスクを着けることもできず,緊張状態で帰宅した。その後,家でも自主的にマスクを着けている。オバサン年代の会合なので,無症状で感染している人がいた確率は低いが,今問題になっている家庭内クラスターの発生の確率を下げようと努力してもらっている。

 ああ,世の中ってそんなものなのかな,とつくづく嫌になる。他人はどうでもいいのか。旅の恥は掻き捨てなのか。馬耳東風なのか。ことわざが昔からあることを考えると,ことわざによる教訓は生かされず,人間は全く進歩していない,ということになる。

 緊急事態宣言解除によって,本当の意味で「解放」される人が相当数いるのだろう。その前からすでに自分で解放している人も多いのだと,改めてあきれてこの記事を読んだ。取材をした記者やカメラマンも,命がけである。

 新型コロナウイルス禍で1年間で倒産件数が1000件を超えたという。生活困窮世帯も1万世帯を超える。仕事がない状態でのアルコール摂取比率は上昇するだろう。夜人間だけでなく,昼人間でもルール破りの比率が高まることが予想される。

 生活保護で生活を助けることは必要である。しかし,単に生活保護を与えるだけでは,お金は多少はもらえても「生きがい」は生まれない。生きがいがなければ,人間は生きていけない。アルコールや犯罪に走る傾向が顕著に表れる。海外で起きているような打ちこわしや略奪まではまだエスカレートしていないが,時間の問題であるような気もする。

 先に提案した陰性/接種表示用の簡易カラーチャートの普及と,自己申告型-新型コロナカラーチャートの提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/17, 早期にこのヤンチャ者へのワクチン接種を行わない限り,家庭内クラスターの発生を抑えることはできないような気がする。そして,カラオケクラスターを起こしている年寄りヤンチャ者にも,強制的にワクチン接種を進める必要がある。どのような順番でワクチン接種券が発行されるのか,自治体の腕の見せ所ではないだろうか。