jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

世界中でバカげた「揚げ足取り」--だから英語のアルファベットにすべきと提案していたのに

Proposal to reconsider how to call COVID-19 coronavirus variant--English ABC order is better - jeyseni's diary 2021/9/6 および COVID-19コロナウイルスの呼び方の再考を提案--英語のアルファベットが無難 - jeyseni's diary 2021/9/6 のブログから3ヶ月で,COVID-19の新しい変異株であるオミクロン株が登場した COVID-19ウイルスの変異株「オミクロン株」がアフリカで確認 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/27。

 第1報を見たとき,「しまった,ラムダ株の次の変異種のニュースを見落としていた」と思っていた。世間が「WHOが中国に忖度した」とか言い始める前に,筆者はWHOが意図的に「ニュー」と「クサイ」を跳ばしたと好意的に読んだ。

 ニューは英語のnewと読み違える可能性がある,というのはWHOの説明どおりだったが,実はギリシャアルファベットが「V」なので,これも多くの国で読み違える可能性があるとして,妥当な読み飛ばしだと思っていた。一方,クサイは英語のアルファベットではXで,これも「X株」と読んでしまいそうであり,また「未知」という意味でのXとも意味がダブるため,避けたのだと捉えていた。

 筆者が9月に指摘したのは,クサイが日本語では「臭い」(smell)の意味になるため,これに至るまでに英語のアルファベットに切り替えた方がいいだろう,という内容だった。ひょっとしたら,上記のブログを関係者が読んでくれていたのかもしれない,と思った。

 ところが,世間ではクサイのXiが中国の「習」の英語表記になるため,習近平をイメージさせないように避けた,と捉え,中国に忖度した,とWHO批判が高まっているらしい。逆に言えば,良く気がついて跳ばしたと褒めてもいいぐらいである。そりゃぁ,あらゆる場所で米中関係は一触即発であり,これを避けたのは実に賢明であると筆者は考える。それを批判するという姿勢が筆者には逆に理解できない。マスメディア,個人メディアの横暴であり,バカげた揚げ足取りだと思う。

 24番目まで変異が進んでしまえば,世界有数の時計メーカーが直撃を受ける。すでにデルタ株では航空会社が,また「コロナ」というだけでビールメーカーや暖房機メーカーが影響を受けた。

 格好のいい社名やクルマの車種名を付けるのに,外国語を使う傾向はある。トヨタ自動車の「ヴィッツ」は,英語の「Vivid」(鮮やかな)とドイツ語の「Witz」(機知)を掛け合わせた造語として日本では親しまれていたが,海外ではbits(少し)というマイナスイメージに捉えられる傾向があったためにヤリスという名前で販売,その後日本でもヤリスに統一された。筆者としてはヴィッツの方が好きである。スペイン語やドイツ語,イタリア語,ギリシャ語などの単語もよく使われる。すべての言葉が相手国でいい意味にならないようにすることは結構たいへんだが,COVID-19の変異種にギリシャ語アルファベットを使ったのは,やはり軽率だったかもしれない。もう一度,英語表記に戻してはどうだろうか。

 そうこうしているうちに,オミクロンを“尾身クローン”と茶化すメディアが出て来た。頭の悪さ,低脳ぶりを自ら明らかにしているとしか思えない。この情報が海外に流れないことを期待したい。やはり日本人は低脳だ,と思われたくない。