jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

高齢ドライバーはほぼ飲酒運転レベルの判断力--ハイブリッド車,アイドリングストップ車などへの乗り換えが問題の1つ

相変わらず,高齢ドライバーによる暴走事故が減らない。前期高齢者となった筆者も,75歳の後期高齢時点で免許返上をするべきだと考えて,以前にブログで提案した 後期高齢者の運転免許強制剥奪とサポート体制の整備を - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/27。

 高齢ドライバーによる暴走事故で,相変わらずブレーキとアクセルの踏み間違いと自己主張するケースがほとんどである。ドライバー歴が数十年と長く,ペダルの位置などは身体が覚えているはずなので,「ジジイの厄介な言い訳」だと基本的には考えているのだが,さらに厄介なのが事故車の多くが最新のハイブリッド車のしかも新車だと見えることである。つまり,新車に乗り換えて,その運転に慣れていないことも原因だと思えるのである。

 たとえばハイブリッド車は低速ではモーター駆動となり,走行音が聴こえない。アクセルを踏んでも動いていることに気づかない。よそ見をしている間に勝手にアクセルを踏んでいても気づかないことで,パニックになることは考えられる。

 同様にアイドリングストップ車も,停車時にエンジンが止まるため,発信時の違和感があるためにアクセルを思いっ切り踏み込んでしまう可能性が考えられる。

 こうしたクルマ側の進化に対して,人間が追従できていない面があるのではないかと思うのである。特に高齢者は,新しいものへの対応が難しい。これは筆者も日々感じていることである。

 これに加えて,高齢者自身の判断力の低下が,事故リスクをさらに上げている。

 まず反射神経が鈍くなっている。危険に対する反応の遅れによって,若いころには避けられていたタイミングでは回避できなくなっている。2番目は運動能力の低下である。判断に対して脚や手が適切に反応できず,踏み位置を間違えたりする。踏み込む力が足りなかったり,ハンドルを握る力が弱くて手が滑ってしまうことも考えられる。3番目は関節の可動範囲の狭さである。たとえば首の回転範囲が狭くなることで,ドアミラーやルームミラーの確認がおろそかになったり,後ろを振り向けなかったりする。肥満によって身体を左右にひねる動作範囲が狭くなっていることも関係する。

 そして最も問題なのが,4番目として視力の衰えであると思うのである。たとえば老眼。目の遠近の調整機能が衰えることで,一般的に手元にピントが合わなくなる。クルマを運転する場合,遠方に主に視点を合わせるため,手元のスピードメーターやドアミラーなどの認識がしづらくなる。乱視によって看板が見えにくくなることもあり,進路を間違える事故につながっている可能性がある。

 身体の動き,目の動き,判断力などの衰えは,ほぼ飲酒時の状態に近いのではないかと思う。頑固に自己弁護をする辺りも,酔っぱらいの特徴に似ている。正直,あと10年でこのレベルまで自分の身体の老化が進行することを今の筆者自身は信じられないのだが,周囲の高齢者の歩き方や行動を見ていると,「いずれこうなるのかな」とあきらめの気持ちも出てくる。あらためて,健康な場合は75歳,障害や持病のある場合は70歳で運転免許の剥奪と,それに代わる方法の提供を,と提案したい。もう一度,上記のリンクも参照して,代替手段についての提案を読んでいただきたい。