jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「ともに取り組もう」という気持ちを持って

若者による「路上飲み」が問題になっている。筆者からすると,路上飲みといえば、オヤジの風景というイメージである。若者が街中でたむろする,というのはよくあるが,一般に悪いことを考えて集まっているというイメージしかないが,これにアルコールが加わると,ヤンチャになる。

 来週にも始まろうとしている第3回目の緊急事態宣言では,飲食店の休業要請,あるいは「時短+アルコール提供の禁止」が提案されている。ようやく,飲食店でのアルコール提供禁止が盛り込まれることになったか,という思いである。

 しかし,飲食店でアルコール提供がなくても,今のままではコンビニや自動販売機でアルコール飲料を買い,路上で飲むという流れになってしまうだろう。屋外での飲食は,店内での飲食に比べて換気が十分にできているから感染拡大しない,という解釈で行われているが,スーパーコンピュータ「富岳」のシミュレーションでは,1m離れた人にはまともにマイクロ飛沫が当たるし,風があれば周囲の人,横の人にもマイクロ飛沫が当たることが証明されている。

 アメリカには,路上など公共の場でのアルコール摂取は法律で禁止されている。たとえば,缶ビールを持って飲みながら歩いていると,警官に呼び止められて,場合によっては逮捕されてしまう。地下鉄の中でも同様である。ニューヨークの地下鉄には,犯罪防止のためにほぼ1両置きに警官が乗っている(現在はどうかはわからないが)。アルコール摂取も取締の対象である。そこで,警官に知られないように,紙袋の中に缶を隠し,こっそり飲みながら歩いている人もいた。

 日本の場合,屋外での飲酒禁止の法律がないため,警察が取り締まることができない。おそらく,市の職員が街に出て,注意をすることになるのだが,強制力はない。一時的にやめても,また場所を変えて飲み直したりすることになるだろう。これを取り締まれる時限立法が必要と提案している 外アルコール,外カラオケの「禁止」と「飲食行動法」の時限立法を - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/4/16。

 高齢者がマスクをしないで歩いたり,カラオケで集まってマスクなしで歌っている。若い人が,マスクなしで歩きながら話したり,路上に集まってアルコール摂取し大声で話をしている。それぞれ,自分たちの価値観で問題なし,として行動しているような気がする。日本の9割の人はガマンしている。自分たちだけの理屈で勝手な行動をしないでほしい。「ともに取り組もう」という姿勢をぜひ示してほしい。