jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

男は全身が「目」。女性にとって家の外は常に危険地帯と認識を

相変わらず、男による女性の性的被害が無くならない。これは人間の理性でどこまで制御できるかどうかの問題である。となると、理性のある男がどれほどいるかということになるので、実にお寒いことである。

 一般に理性が高いと思われる人が、セクハラ問題を起こしたりする。法律に関わる人、宗教に関わる人がニュースで報じられると、何とも情けなくなる。

 理性を越えるものは何だろうか。優越意識、差別意識、権力意識だろうか。理性を抑え切れなくなったことで、人生を失うことになる。あそこでブレーキをかけられなかったのだろうか。

 結局、育った環境における教育やしつけの問題なのだろう。そう言うと半分以上の男は、女性にとっては失格ではないだろうか。

 男が理性を失う理由づけはさまざまだろう。言い訳にしか聞こえないことも承知で、一つ仮説を出してみる。

つまり「男は全身が目である」という考え方である。

 視覚は最大の目だが、触覚も目と同じぐらい、周囲の状況を「見て」いる。男は基本的に常に外側に神経を尖らせているものである。一般的に言えば、外部からの攻撃に備えるために、警戒をしているのである。そして攻撃を受ける相手だけでなく、攻撃する相手に対しても強く反応する。動物としてのメスへのアタックである。

 ヒトの男は、皮膚感覚だけで攻撃を仕掛ける。背中からそおっと近づき、体温や匂いを感知する。この状態で、すでに攻撃のためのアドレナリンが出て興奮状態にある。さらに接触が密になり、手を出すと、痴漢行為ということになる。

 しかし、明確に触る前に、すでに興奮状態にあるのだから、話は厄介である。線引きができないのである。いや正直言って、ターゲットを見た段階ですでに興奮状態にあるのだから、さらに厄介なのである。

 こうした感情は、おそらく女性にはわからないだろう。女性は基本的に自分のためになることに集中できる。しかし,自分の身を守るために戦う,という反応は基本的にはないのではないか。身をかがめて危険を避ける,という行動が普通に行われるのではないか。ドッジボールで飛んでくるボールをキャッチするか避けるかで,攻撃に対する行動パターンが見えてくるように思う。一般的に女性は受け身と言われるゆえんである(もちろんこれはステレオタイプ的な見方である)。

 女性がヒートアップするシーンとして,有名な歌手の公演で興奮しすぎて失神する,という場面があるが,失神の原因はいわば立ちくらみで,立ったままの応援で息が切れて一時的な酸素不足になって失神する,というパターンであろう。男性の場合は,ヒートアップするとアドレナリンが出て暴走する,というパターンとなるため,失神は起こさないと考えられる。

 女性は恋愛にも一生懸命になる。しかし,相手を支配したいとかいう感情ではなく,相手に気に入られたい,従いたい,という気持ちが中心で,恋愛によって興奮状態になることがないのではないか。最後は共同パートナーという意識が中心で,最終的には服従という形で自分を抑えてしまうことになるのではないか。

 攻撃的な志向を持つ男にとって,視覚に最も訴えるのは、女性の肌である。したがって、肌の露出はできるだけ少ないことが、男に絡まれない第一の条件である。胸元はもちろん、脚も対象になる。膝が隠れるぐらいがせいぜいではないだろうか。腕も対象になる。やはりヒジまで隠れるのが望ましく、ノースリーブは論外になる。

 これらのことを理解したうえで、TPO に合わせて外出の時の服を決めるべきだろう。テレビアナウンサーのノースリーブも、正直、露出し過ぎるのではないかと思うのである。

 オシャレをしたいという気持ちは理解できるし,美しさが女性の1つの大きな価値であることとそれをアピールしたい気持ちも理解できる。しかし,世の中の半分を占める男性の視線や,接近による肌感覚は,女性が考えているほど安全なものではない,ということを認識していただいた方がいいと思う。

 家でも言っているが,最終的に男で信頼できるのは,お父さんとお兄ちゃんだけだよ,というのが真実ではないかと思うのである。その親からの虐待のニュースを見ると,なんともやりきれない気持ちになるのである。