jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

女性問題や性犯罪を起こす男が信じられない--2回目は極刑とすべき段階に来てしまったのかもしれない

妻以外の女性との不適切な関係になったとのことで,文部科学政務官の辞表を提出した自民党山田太郎参院議員(56)。政治家や官僚がカネに汚いのは,もう聞き飽きるほど聞いた。そのうえ,女性関係までまともではないとなっては,もはや何を信じればいいのか分からない。

 筆者も男なので,聖人ヅラするつもりはない。若くてきれいな女性と,魅力的な熟女と,同世代で献身的な妻と,誰と一緒にいて一番楽しいかと言えば,若い元気な女性であると告白する。男なんて,みんなそうである。大恋愛の末に結婚したとしても,世の中にはもっときれいな女性がいる。それが仮にトップアイドルであったとしても,次の瞬間,別のアイドルが出てくれば,そちらに目が移る。気持ちも移る。

 その欲望を抑制するのが,ヒトの理性である。唯一,生物の中で欲望を理性でコントロールできるのが,人類の特権なのである。

 すべての性犯罪や実際の浮気行動を起こすのは,理性を失ったということだろう。そこで,「理性」と「欲望」を天秤に掛けて,実際の行動を抑制しなければ,それはすべて性犯罪者である。

 仕事で重責を負えば負うほど,やり甲斐はあるものの,ストレスも半端ではない。法律的に唯一許されているのは,アルコール飲酒だけである。麻薬や覚醒剤に走ることも犯罪。しかし,それは自分をごまかすだけである。しかし,性犯罪は無関係な女性を巻き込む卑劣な犯罪である。卑劣さのレベルが違う。

 合意の上での浮気というのは,さらにタチが悪いと思う。非合法だと思うがセックス産業の場で欲望を発散させることは,太古の昔からの1つのビジネスモデルとして黙認されている。今回のケースでも,金銭のやり取りはなかったという。まさに浮気だが,家族を捨てるとともに,国に対しても謀反を起こしたことになる。

 定職につけない若者の場合,家族もいなければ,失うものもなく,犯罪に走りやすい。しかし,重職にあるケースで,そう軽々しく浮気に走るのは,その仕事に対する誇りを持っていないということではないか。心が仮にグラついたとしても,どこかで踏みとどまるのが理性というものである。

 しかし,J事務所の性加害者J問題にしろ,警察官や自衛官,裁判官や弁護士,そして教員や塾講師による性犯罪は,すべて自分が上の立場にあることを利用したパワハラから進んだ性犯罪である。

 理性で性欲を抑制できない男にとって,精神的な更生は絶対に無理である。逆に,「英雄は色を好む」などと正当化してきたのも太古の昔からの歴史がある。かつての独裁者のみが黙認されてきた。現代社会でも,独裁者にブレーキを掛けることはできない。しかし,法治国家である日本は,そこを法律で規制する。

 しかし,現在の日本の法律は,罰金刑か,拘置で社会と断絶させるかの手段だが,罰金はカネで見逃すだけで精神的な更生はさせられないし,拘置は社会とも性欲解消からも隔離してしまい,ますます精神的にはエスカレートさせるだけである。

 ここでたまたまだが,性別変更と手術要件についての最高裁の判決があった(「性犯罪」は「男性」の視点で考えるべき--性別変更と手術要件について - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/10/18)。戸籍上の男性が,女性として生きる道を選んだ際,性転換手術が必要という法律は違憲,という判断をしたというのである。ブログで書いたように,筆者はこの判断には反対である。珍しく,ジャーナリストの桜井よしこ氏と意見が合った(「15人で国の根幹変えてよいのか」ジャーナリストの櫻井よしこ氏、性別変更手術要件の違憲決定に (msn.com) 2023/10/26)。

 性犯罪を考えると,理性なく犯罪が行われ,その理性を取り戻すことが不可能なのだから,性行為をさせない刑を施さなければ,さらに被害者が増えることになる。拘置所で隔離しても,数年後に社会に復帰すればまた同じ精神状態,あるいはさらに暴走した精神状態で犯罪を繰り返すことも否定できない。

 1回は放免するとしても,2回目からは極刑(生殖機能の剥奪)を条件にしなければ,絶対に性犯罪はなくならない。

 かつての優生保護法は,肉体席,精神的に不満足な子孫が増えることを抑制するために実施された。戦後の高度成長期に,日本が発展するために必要と考えての法律だったと考えられる。2000年を過ぎて経済が低迷し,人口減少が起きている日本で,正常な家族構築が行われていないのを感じる。その中で,さらに性犯罪というもっと不安定な状況が起きている。犯罪の抑止のためには,極刑を持ってするしかないのではないかとさえ思う。どうせ正しい政策が行われていても,女性の社会進出と高齢出産傾向,男性の所得低下,格差社会などの原因で人口は減り続けている。あえて,犯罪者に性的能力を維持させる理由はない。

 もっとも,性的能力を失った男性が,より凶暴な犯罪に走る可能性は否定できない。そうならないためにも,マイナンバーによる履歴記録や個人認証技術の確立,そして犯罪者の追跡技術なども必要になってくるのかもしれない。

 地球温暖化がもはや止められないのと同様,ヒト同士の命の奪い合いも結局止められずにさらにエスカレートしている。産業革命からわずか150年,戦後80年で,すばらしい科学技術の進展があったにも関わらず,ヒトは欲望のまま突き進んでここまで来てしまった。性犯罪を犯す前に理性で抑制できないのと同様,もはやヒトの暴走は止められないのかもしれない。わずか3世代で,人類はピークアウトしてしまうのだろうか。