jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

シャワーヘッド交換顛末記--最終的に普通タイプに戻した理由

風呂場のシャワーヘッド交換に挑戦した。シャワーホースに黒カビがはびこり,これがもうこすっても落ちなくなっていたことと,最近流行りのミストヘッドを家族のためにプレゼントしようと思ったのが事の発端である。

 近年,CMで紹介されているマイクロバブルだのナノバブルだののシャワーヘッドを本来は導入したいのだが,なにしろ3万円前後という価格にまず尻込みをしてしまう。マイクロバブルについては,かつてちまたでさまざまな工業応用,養殖応用などで喧伝された時期に話を聞きに関西まで出張したことがあり,実はその効果には疑いを持っている。当時の説明だと,マイクロバブルが水中で消滅する際に生じる衝撃波によって洗浄力が生まれる,というものなのだが,そのメカニズムはあくまでも仮定に過ぎなかった。シャワーヘッドの場合は,バブルが直接肌に当たる際に何らかの抵抗が与えられるだろうから,洗浄力として働く可能性はあるという理解である。

   そこでまず、節水ができるというミスト付きのシャワーヘッドに交換してみた。価格も手頃だったし、国産で実績のあるメーカー製のようだった。

   本来ならシャワーヘッド部分をひねれば交換できるはずだった。ところが、これまで使っていたシャワーヘッドがびくともしない。情報では固着している場合の取り外し方も書いてあるが、結構握力系には自信のある筆者も何度やっても取れなかった。ペンチもつかったがダメだった。

   ホースの汚れもあったので、ホースを追加で購入した。これまでのビニール系だと汚れが着きやすいと思い、ステンレスの蛇腹ホースを購入した。こちらも、価格は千差万別だった。

   蛇口の根元から古いホースを外し、新しいホースを付けようとしたところ、今度はこのネジ径がまったく違っていた。自宅にこれまでに交換した水道系のネジを試してみたが、まったく合わなかった。

   普段お世話になっているDIYショップに行き、現物を合わせてネジ径の変換アダプタを購入した。店にはその1サイズがちょうどあったので良かった、と思ったのだが。

   帰宅して合わせてみると、どうも1サイズ小さい。DIYショップには1サイズしかなかったので、次にAmazonで探してみたところ、たしかにもう1サイズ大きい変換アダプタが売られていた。

   翌日届いた変換アダプタを試してみたところ、まだ合わない。さらに検索すると、もう1サイズ上の製品がある。念のため検索するとさらに2サイズ上のアダプタが売られていたつまり1サイズ飛ぶことになる。

   さすがに迷ったが、1サイズ上を注文した。翌日届いて合わせてみると、やっとぴったりサイズだった。

   蛇口からホース、シャワーヘッドとセットし、さてやっとシャワーテスト、と思った瞬間、今度はシャワーヘッドが元のシャワーヘッド掛けに対してサイズが小さく、掛けてもぐらつくことが分かった。何か詰め物をしなければならないのだが、とりあえず、シャワーテストをした。

   すると今度はアダプタからの水漏れである。パッキンの厚さが足りないらしい。ここは家にあったパッキンを追加して凌げた。

   さて、シャワーとミストの切り替えはうまくいくことがわかった。ミスト時に少し温度が下がることも確認できた。この辺りは仕様どうりである。

   それにしても、蛇口をひねってから水が出るのに少しタイムラグがある。圧力を上げるためだと理解しているのだが、ちょっと気になった。

   この声は、家族からも聞かれた。改めて操作してみたのだが、例えばシャンプーで前が見えないときに、蛇口をひねってから水が出るまでのちょっとしたタイムラグは意外に焦るものであることも理解できた。

   もう1つは、圧力の掛かり方が少し強すぎるように思えた。水道管の仕組みはもう20年を経過している。パッキン類は当初のままで、劣化も進んでいる。一方で、給湯器も前のモデルが管の破裂で今年初めに機械全体を交換したばかりである。内部の配管は複雑であり、無理をさせると故障しやすくなることが予想された。

   ということで、一番安い普通のシャワーシステムに再度取り替えた。節水にもならない。ただホースがきれいになった分、気持ちいいというだけになった。

   風呂場自身も古くて、冬の断熱などないタイプなので、リフォームの対象なのだが、なにしろ資金がない。このままとりあえず壊れないことを祈るばかりである。